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平滑筋細胞由来遊走因子(SDMF)遺伝子のプロモーター解折と動脈硬化症の修飾

研究課題

研究課題/領域番号 11671108
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関千葉大学

研究代表者

小林 淳二  千葉大, 助手 (60302577)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードSDMF / 動脈硬化巣 / ラット大動脈 / 細胞増殖
研究概要

SDMFは既に知られている他の遊走因子とは全くことなる構造を有し、作用の最も強力な新しい遊走因子であり、動脈硬化巣に選択的に発現し、また、平滑筋細胞が遊走する方向への局所でのコラーゲンの産生を調節する因子であり、その遺伝子は7q22にマッピングされている。【目的】本研究において、バルーンカテーテルによる損傷により誘発されたラット動脈内膜肥厚部でのSDMFの増加について検討し、さらにラット大動脈由来培養平滑筋細胞をもちいてSDMFの発現に及ぼす因子を検討した。発現の程度はNorthern Blotにて評価した。また細胞増殖の指標としてcyclin Eを、細胞増殖停止の指標としてp21^<Cip1>の発現も同時に検討した。【結果】動脈損傷部でのSDMFの発現増加は損傷後14日後に認められた。これ以後、細胞の増殖が停止すると考えられている42日後まで続いた。
培養細胞を用いた検討により、SDMFのmRNAレベルは培地より血清を取り除くとその発現が増加し、p21^<Cip1>のmRNAレベルと並行していた。その増加度は12時間後に2.5倍、48時間後に5倍であった。一方、血清を再び培地に添加すると24時間でその減少がみられた。その減少はp21^<Cip1>mRNA量の減少と並行したが、cyclin Eの発現は増加していた。
【結論】SDMFは細胞増殖が停止するとその発現量が増加し、逆に細胞増殖が高まるとその発現が低下する因子であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Kazuo Takahashi, Junji Kobayashi, Hideoki Bujo, et al.: "Long-term effect of LDL apheresis on obstructive changes in aortocoronary saphenous-vein bypass grafts in a case of heterozygous FH with the LDL receptor P664L mutation"Internal Medicine. (in press). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Junji Kobayashi, Yuji Saito, Kouichi Taira, et al.: "Effect of apolipoprotein E 3/4 phenotype on postprandial TG and RP metabolism in plams from HLP subject in Japan"Atheroscleiosis. (in press). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Junji Kobayashi, Shunichi Murano, Koutaro Yokote, et al.: "Marked decrease in plasma apolipoprotein A-I and HDL-C in a case with Werner syndrome"Clin Chim Acta. 293. 63-73 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Junji Kobayashi, Izumi Nagashima, Kouichi Taira, et al.: "A novel frameshift mutation in exon 6 of the LPL gene in type I hyper lipidems"Clin Chim Acta. 285. 173-182 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Junji Kobayashi, Izumi Nagashima, Minoru Hikita, et al.: "Effect of troglitazone on plams lipid metabolim and LPL"Br J Clin Pharmacology. 47. 433-439 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kouichi Taira, Minoru Hikita, Junji Kobayashi, et al.: "A delayed post-prandial lipid metabolism in subjects with intra-abdominal visceral fat accumulation"Eur J. Clin Invest. 29. 301-308 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 淳二,斎藤 康: "高トリグリセリト白光の臨床的診断,高トリグリセリト白光ハンドブック"医薬ジャーナル社. 125-137 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 淳二,斎藤 康: "リポ蛋白リパーゼと動脈硬化性疾患,高トリグリセル白光ハンドブック"医薬ジャーナル社. 215228 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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