研究課題/領域番号 |
11671114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
川口 義彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20303943)
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研究分担者 |
池上 博司 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20221062)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 多因子疾患 / 遺伝 / インスリン依存糖尿病 / 糖尿病 |
研究概要 |
環境因子と複数の遺伝因子が発症に関与する多因子疾患であるインスリン依存糖尿病(IDDM)の発症遺伝子を解明し、一旦発症すると良好な血糖コントロールを得ることが困難であり慢性合併症が避け難いIDDMの予知・予防戦略を立てることを目的として、IDDM患者及び健常対照者を対照として遺伝解析を行った。強力な疾患感受性遺伝子であるIDDM1が存在するHLA遺伝子領域を解析した結果、免疫機能に関与する新たな候補遺伝子MHC class I chain-related gene AとIDDM発症年齢との間に有意の関連を見出し、同遺伝子がIDDMの臨床像に影響を及ぼしうることを示した。非HLA遺伝子については第2染色体を中心に解析した。他人種で同染色体に存在するとされた疾患感受性遺伝子IDDM7、IDDM12、IDDM13を解析した結果、日本人ではIDDM13がIDDM発症に関与することを示した。またIDDMの自己抗原であるIA-2の遺伝子がIDDM13の近傍に存在することから同遺伝子を解析した結果、IA-2遺伝子はIDDMの発症には関与しないことを示した。
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