研究課題/領域番号 |
11671120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
石田 俊彦 香川医科大学, 医学部, 教授 (50159737)
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研究分担者 |
村尾 孝児 香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (20291982)
細川 等 香川医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (50229192)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | daf2遺伝子 / INS-1細胞 / インスリン遺伝子 / menin / Gas6 / 血管平滑筋細胞 / scavenger receptor / daf2インスリン受容体様遺伝子 / CaM-KIV / CaM-KK / グルコキナーゼプロモーター / MEN-1遺伝子 / COS-7細胞 / CaMキナーゼIV / CaMキナーゼ活性化キナーゼ |
研究概要 |
(インスリン分泌細胞におけるdaf2遺伝子の役割) 膵β細胞におけるインスリン遺伝子の発現調節機能に関して、膵臓組織特異的な転写因子群による制御機構が存在することが知られている。本実験はdaf2遺伝子が発現しているINS-1細胞を使って、インスリン遺伝子転写調節系の制御機構を解明した。今回はdaf2遺伝子と協調して働くmeninの影響についても検討した。Daf2発現INS-1細胞においてmeninを遺伝子導入するとコントロール細胞に比較して、インスリン遺伝子の転写が抑制された。Menin発現INS-1細胞においては、インスリン分泌が抑制されており、グルコース刺激によるインスリン分泌も完全に抑制された。Daf2遺伝子の遺伝子異常は、アポトーシスを抑制することが知られており、meninを遺伝子導入するとアポトーシスを促進されることが観察された。このことはDaf2とmeninの機能として、アポトーシスを促進可能性が推定された。 (標的細胞、血管構築細胞におけるdaf2遺伝子の役割) 血管構築細胞、特に血管内皮細胞および血管平滑筋細胞におけるdaf2遺伝子の細胞増殖、アポトーシスおよびscavcnger receptor遺伝子発現におよぼす影響について検討した。Daf2遺伝子が発現している血管平滑筋細胞株ISS10細胞を実験に用いた。血管平滑筋細胞の増殖因子でありアポトーシスの抑制作用のあるGas6とアポトーシス促進作用のあるdaf2についてscavenger receptorへの影響について検討した。Daf2遺伝子発現ISS10細胞においては、Gas6はコントロール細胞に比較してscavenger receptor遺伝子発現を誘導することが判明した。Daf2はGas6などとの増殖因子と協調して、血管平滑筋細胞の機能を調節することが判明した。
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