研究課題/領域番号 |
11671134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
粟田 卓也 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (40184303)
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研究分担者 |
井上 郁夫 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60232526)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 1型糖尿病 / IDDM / 自己免疫性甲状腺疾患 / Graves病 / 橋本病 / CTLA-4 / 多型 / 関連 |
研究概要 |
我々はすでに、日本人1型糖尿病についてHLAクラスII遺伝子(IDDM1)、インスリン遺伝子上流繰返し配列(IDDM2)、CTLA-4遺伝子多型(IDDM12)の解析を行い発表してきた。本研究でも、日本人1型糖尿病の遺伝子解析を引き続いて行い、以下の成果が得られた。 1.我々はすでに、CTLA-4のG49A多型のG alleleが1型糖尿病の典型例で有意に増加していることを報告した。今回、ケトアシドーシスで発症した症例およびIA-2抗体陽性の症例でG alleleが有意に増加していることを認めた。 2.さらに、GAD抗体は陽性であるが2型糖尿病の臨床像を呈しているものは、通常の1型糖尿病症例あるいはGAD抗体陽性の1型糖尿病症例に比較して、G alleleが有意に少ないことを認め、CTLA-4遺伝子多型が1型糖尿病の発症様式、進展に密接に関わっていることを明らかにした。 3.膵β細胞に発現する転写因子の一つであるBETA2/NEUROD1の多型が1型糖尿病と関連するとの報告があったが、我々が検討したところ、関連は認められなかった。 4.Wolfram症候群は、インスリン依存型糖尿病(IDDM)、尿崩症、視神経萎縮、難聴を併発する疾患であるが、その原因遺伝子WFS1が最近同定され、膵β細胞の生存に重要であると考えられている。WFS1と1型糖尿病との関連を検討したところ、アミノ酸多型が日本人1型糖尿病と関連していることを見出した。1型糖尿病の非自己免疫的な遺伝基盤であると思われる。
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