研究課題/領域番号 |
11671200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
袴田 健一 弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (30271802)
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研究分担者 |
小田桐 弘毅 弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (60250601)
鳴海 俊治 弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (90250612)
佐々木 睦男 弘前大学, 医学部, 教授 (10005077)
豊木 嘉一 弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (70301025)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 生体肝移植 / 肝再生 / small-for-size graft / 人工肝機能補助 / multi-drug resistant protein / Small-for-size graft / 成人間移植 / 成人 |
研究概要 |
研究課題最終年度にあたり、以下3項目を中心に研究成果を得た。 1.生体肝移植術後の肝再生調節 12例の生体肝移植(6成人例を含む)を実施し、肝細胞増殖因子、肝再生パターンについて検討した。HGF、TGFについては一定の傾向はなく、denerved graftは術後2か月で標準肝容量の80-90%にまで再生した。肝静脈狭窄、ドナーの脂肪肝が再生不良因子であった。現時点では、液性因子、神経因子よりは、肝血流量が再生調節因子として最も重要であるとの結論に至った。 2.肝不全時の生体環境と人工肝機能補助 small-for-size graftでは、旺盛な肝再生の一方で、機能発現が遅延する。そこで、肝再生時の肝機能補助法についてmicroencapsulated hepatocyte(ラット)、体外循環による人工肝機能補助システム(ブタ)の二法を考案し、解毒能補助の有効性を報告した。 3.肝再生時の遷延性黄疸の病態 small-for-size graftによる成人間生体肝移植では、術後高率に遷延性黄疸を来たし、mortality, morbidityに大きく影響している。肝再生時のビリルビン排泄機構について、multi-drug resistant protein(MRP)の関与を検討し、MRP2のdown regulation、MRP3のover expressionを確認した。現在、投稿準備中である。
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