• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

大腸癌における消化管ホルモン受容体発現の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11671211
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

吉永 圭吾  医科歯科大, 講師 (80240745)

研究分担者 杉原 健一  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10171167)
研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード大腸癌 / 受容体 / エンドセリン / エンドセリン受容体 / 消化管ホルモン受容体 / ガストリン / ボンベシン / ニューロテンシン / Gastsin Releasing Peptide
研究概要

前年度に引き続いてエンドセリン系を構成する分子群と大腸癌との関連について検討を行った.消化管ホルモン受容体と同様な7回膜貫通型構造をもつエンドセリン受容体に関しては,エンドセリンAレセプタ-(ET_A-R)のみならずエンドセリンBレセプタ-(ET_B-R)についても測定系が確立された.またエンドセリン-1(ET-1),エンドセリン変換酵素(ECE)についても測定系が確立された.当科で切除された大腸癌79症例について,腫瘍組織79検体および同一症例の正常大腸粘膜79検体を対象とした.total RNAを抽出しrandom primerによってcDNAを合成し,リアルタイム定量的PCRを行いET-1, ET_A-R, ET_B-R, ECE mRNAを定量した.腫瘍中のET-1発現量を正常組織のそれぞれの発現量で除したものをET-1 ratioとした.ET_A-R, ET_B-R, ECE ratioについても,ET-1 ratioと同様に算出した.これら分子群のmRNA発現と臨床病理学的因子との関連性を検討した.大腸癌組織のET-1, ET_A-R, ET_B-R, ECE ratioは,年齢,性別,占拠部位,腫瘍径,組織型,深達度,リンパ節転移との間には関連性を認めなかった.追跡期間28ヶ月(中央値)で同時性・異時性含めた血行性転移を有する転移群20例では,ET_A-R ratioが5.5±1.3(mean±SE)で,非転移群59例の2.6±0.3に比べて有意に高かった.ET-1, ET_B-R, ECE ratioについては,転移群,非転移群で差を認めなかった.ET_A-R ratioが5以上の症例では,5未満の症例に比べて有意に血行性転移例が多かった.大腸癌の血行性転移には,エンドセリン系のET-1, ET_B-R, ECE mRNAの関与は乏しく,ET_A-R mRNAの発現のみが関与していることが示唆された.

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi