研究課題/領域番号 |
11671240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
磯崎 博司 岡山大学, 医学部・附属病院, 助教授 (50151436)
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研究分担者 |
清水 憲二 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10037286)
田中 紀章 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10127566)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | pancreatic cancer / serum DNA / LOH / microsatellite instability / genetic instability / 膵癌 / 血漿 / DNA / 末梢血 / plasma / peripheral blood |
研究概要 |
膵癌及び良悪性を含めた胆道膵疾患を対象に末梢血中のsoluble DNAを抽出し、その遺伝子変異を検討した。その結果、健常人と比較して膵癌及び良悪性を含めた胆道膵疾患末梢血中にはDNAが多量に存在すること、抹消血中の可溶性DNAは腫瘍由来と考えられること等が明らかになった。ことに、膵癌では、血中の可溶性DNA量が悪性度と有為に関連があること、またDNA断片の長さ、従ってPCRのかかりやすさが重要な予後因子になりうること等を明らかにした。また、原発巣の凍結標本の解析では検出されなかった遺伝子異常を末梢血に多く検出した。miclodissection法で、原発巣のhetelogenietyが確認されたので、抹消血DNAでの多彩な遺伝子異常は原発巣でのgenetic selectionを反映している可能性が考えられる。 この末梢血DNAの多角的な解析が、原発腫瘍の生物学的特徴を反映させ治療方針に寄与する可能性があるだけでなく、早期発見・早期再発予知等の有効な手段となりうる可能性がある。 さらに、sequencerを用いた少量のDNAからのMSI及びLOHの同定技術を、大腸癌・胃癌・食道癌のパラフィン包埋切片からmicrodissection法でpurityの高い微量DNAを採取する手技に発展させ、大腸癌における新しい発癌経路の発見、食道癌における新しい癌抑制候補遺伝の発見等の成果を生んだ。
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