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塩基性線維芽細胞成長因子bFGFの肝再生に関する基礎および臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11671245
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

串畑 史樹  愛媛大学, 医学部・附属病院, 助手 (70284396)

研究分担者 松田 正司  愛媛大学, 医学部, 教授 (40173843)
小林 展章  愛媛大学, 医学部, 教授 (60135564)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF) / 再生肝 / サイトカイン / FGFレセプター / 肝切除 / SIRS(systemic inflammatory response syndrome) / 蛋白分解酵素阻害剤 / bFGF / 肝再生
研究概要

【研究目的】肝細胞の増殖には、主に肝細胞増殖因子(HGF)が関与し、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)はほとんど無効であるという培養系での報告が多い。しかし、肝癌組織及び再生肝に多量のbFGFが含まれていることがイムノブロットを用いて報告されている(Prestaら1989年、Brigstockら1991年)ことから、bFGFが肝再生あるいは肝細胞増殖に重要な働きを持つ可能性が高いと考えられる。本研究では、平成9、10年度の研究成果に基づき、bFGFの再生肝における作用機序を明らかにし、さらに、肝切術後SIRS(systemic inflammatory response syndrome)制御のために下記項目について検討した。
【方法】
I.基礎的検討
1)bFGF受容体の検討:bFGF受容体の経時的変化をwestern blotを用いてラット再生肝モデルで検討した。
II.臨床的検討
2)周術期SIRSにおけるbFGFの関与:ヒト各種肝切除の術中,術後における血中bFGFおよび各腫サイトカイン(IL6,IL10,TNFαなど)、可溶性接着分子(ICAM,ELAN)を測定し、その関与を検討した。
3)周術期SIRSの制御の試み:肝切除などの高度侵襲下手術の術中から蛋白分解酵素阻害剤を使用し、bFGFをはじめ各腫サイトカイン(IL6,IL10,TNFαなど)を測定し、術後SIRSを制御しうるか否かを検討した。
【結果】ラット再生肝モデルでbFGF受容体は蛋白レベルで増加していた。臨床的には、肝切除術中から炎症性サイトカイン(IL6,10)が蛋白レベルで増加しており、特に、IL10の術中からの変動は過大侵襲例で大きい傾向にあった。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 串畑史樹: "再生肝におけるbFGF受容体の機能と抑制因子に関する検討"日本外科学会雑誌. 100. 415 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] F.Kushihata, T.Tohyama, K.Honda, N.Kobayashi: "Localization and its inhibitory factor of bFGF binding sites in regenerating rat liver."Nihon gekagakkai zasshi. 100. 415 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 串畑史樹,藤山泰二,本田和男,小林展章: "再生肝におけるbFGF受容体の機能と抑制因子に関する検討"日本外科学会雑誌. 100・臨時増刊号. 415 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 串畑 史樹: "再生肝におけるbFGF受容体の機能と抑制因子に関する検討"日本外科学会雑誌. 100. 415 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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