研究課題/領域番号 |
11671248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
西崎 隆 九州大学, 医学部・附属病院, 助手 (70253416)
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研究分担者 |
野本 健一 九州大学, 医学部, 助手 (50315090)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 肝移植 / 免疫寛容 / 骨髄移植 / キメリズム / 遺伝子導入 / ミクロキメリズム |
研究概要 |
【目的】 ドナー由来の骨髄を臓器移植前に投与し、レシピエントとドナーの抗原が共存する状態(キメリズム)を作ると、その後移植臓器に対して免疫寛容が誘導される。しかし骨髄細胞の投与は常にGVHDの危険があるため臨床応用に対する障壁となっている。したがってキメリズム導入に必要なドナー遺伝子をレシピエントの骨髄細胞に導入して移植臓器に対する免疫寛容を誘導する。この実験の前段階の実験として、ドナー骨髄移植を用いた免疫寛容導入の実験を計画した。 【材料・方法】 LewisラットをレシピエントにDAラットをドナーに用いた。肝移植前に脾細胞(SC)、ドナー骨髄(BMC)、サイクロフォスファミド(CP)を投与(SC/CP群)し、その後25日目に肝移植を実施した。コントロール群として(1)SC+BMC,(2)CP,(3)SC+BNC(PVGラット)+CP,(4)無処置を用いた。 【結果】 コントロール群に比較してSC/CP群は有意に生存率が延長した。したがって本プロトコールにより臓器特異的な免疫寛容導入は可能であった。
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