研究課題/領域番号 |
11671338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
三澤 吉雄 (三沢 吉雄) 自治医科大学, 医学部, 助教授 (90209742)
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研究分担者 |
小西 宏明 自治医科大学, 医学部, 講師 (00281741)
齊藤 力 自治医科大学, 医学部, 講師 (40245048)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 左室remodeling / dynamic cardiomyoplasty / adynamic cardiomyoplasty / Batista手術 / Dor手術 / infarction exclusion法 / 左室容量負荷疾患 / 大動脈弁閉鎖不全 / 拡張型心筋症 / 僧帽弁閉鎖不全 / 生体弁 / 心房細動 / 左房拡張 / 僧帽弁疾患 / maze手術 / 広背筋 / 左室形成術 |
研究概要 |
基礎的研究については、実験犬の経過観察に6月間以上を要することから、統計学的に有意さを検定出来得る個体数に達しなかったため、追加実験を計画中である。これまでの結果からは、神経血管を温存しつつ心臓に被覆し電気的刺激を与えずに数ヶ月の経過後の左広背筋では、被覆しなかった右広背筋に比べて耐久性を有する骨格筋線維の増加が認められている傾向である。これは、骨格筋が自動的のみならず能動的に持続的運動を行うことによって、その組織生化学的がもたらされることを示唆しているものと思われた(未発表)。 臨床研究では当科で経験した各種の左室拡張型疾患などに対する左室形成術の術後成績から、左室形成術を臨床的な面から検討した。1995年から今日までに教室で経験した左室内腔の拡大を伴う僧帽弁閉鎖不全症例で、弁形成術を施行した群と弁置換術を施行した群とで術後遠隔期の左室のremodelingは形成術群で早期に認められた。その他、ステントレス生体弁を大動脈弁に移植した症例での左室remodelingが早期に確認されたこと、Batista手術における切除心筋近傍の梗塞発生の問題点、maze手術成績などを発表した。 Dynamic cardiomyoplastyやadynamic cardiomyoplastyの循環補助メカニズムについて発表した国内外の研究者との間で議論し、adynamic cardiomyoplastyにおけるgirdling effectとsparing effectの点とdynamic cardiomyoplastyにおける心筋酸素消費の軽減について議論した。また左室容量負荷疾患である大動脈弁閉鎖不全症の弁置換例群でのremodeling評価には経時的評価が肝要であることを自験例での評価から証明した。
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