研究課題/領域番号 |
11671373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
藤木 稔 大分医科大学, 医学部, 講師 (90231563)
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研究分担者 |
野中 幸夫 日本光電工業, 脳神経血算事業部, 第一係長(研究職)
槍田 勝 日本光電工業, 脳神経血算事業部, 取締役事業部長(研究職)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 経頭蓋磁気刺激 / 遺伝子発現 / 運動機能再建 / 磁気刺激 / 脊髄損傷 / 骨髄損傷 / 運動誘発電位 |
研究概要 |
本研究は正常マウスの大脳が磁気刺激により神経栄養因子の遺伝子を発現するというわれわれの実験事実に基づき、磁気刺激法がもつ治療効果の可能性を実験的脊髄損傷モデルを用いて明らかにした。また、一部慢性脊髄障害の症例で脊髄局所刺激の効果を観察した。 結果 1.脊髄損傷動物の時間経過 損傷直後からのc-fosおよび各種細胞性反応は既報の結果に一致した。 損傷直後から2時間で、損傷部近傍に著しいc-fos, BDNF遺伝子が発現し、以後漸減、c-fosは2-4時間、BDNFは3-6時間以内にコントロール値に帰した。 Astrocytesやmacrophages/microgliaの活性は損傷後数日がら徐々に上昇し、1週間でピーク。2-3週で下降するものの、損傷中央部やcrush edgeの活性は、4-8週目以降も持続する。行動学的には、損傷直後に完全弛緩性麻痺、1週目から徐々に筋収縮が出現、2週目にはわずかな関節運動、3週目には関節の屈伸〜起立可能な動物も存在した(Tarlov score2〜3)。電気生理学的評価にはmotor evoked potenlials ; MEPsは行動学的改善に先行することはなく、やや遅れて3-4週目にはコントロール値の38〜55%に改善した。 2.神経損傷磁気刺激の経時変化 組織学的評価(GFAP染色(reactive astroyte), Mac-1染色(macrophages/microglia)及び神経栄養因子の遺伝子発現検索の結果、磁気刺激は損傷部のc-fos発現をわずがに増加させたが、持続時間は長くなく、損傷のみの発現の時間経過を大きく変えることはなかった.逆に損傷動物の脳内c-fos発現は、損傷のみ、刺激のみの場合に比較して有意に大きかった(P<.001)。
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