研究課題/領域番号 |
11671387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
藤井 清孝 北里大学, 医学部, 教授 (10128085)
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研究分担者 |
山田 勝 北里大学, 医学部, 教授 (90210484)
宮坂 佳男 北里大学, 医学部, 助教授 (90104538)
入倉 克己 (入倉 克巳) 北里大学, 医学部, 講師 (70176519)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 静脈性脳虚血 / 脳血管障害 / 脳血流量 / 脳動静脈奇形 / 静脈圧亢進 / ラジオアイソトープ / 脳血液量 / ラット / マイクロスフェア法 / 脳動静脈瘻 |
研究概要 |
(1)ラット脳静脈圧亢進モデルの作成 上矢状静脈洞内圧(SSSP)は、静脈圧亢進群で15±4mmHg(平均±標準偏差)であり、動静脈結紮群5±2、sham手術群5±3に比べて有意に上昇していた。 (2)^<14>C-iodoamphetamine (IMP)による脳血流絶対値(rCBF)の測定 rCBFは、sham群、動静脈結紮群、静脈圧亢進群の順に77±11、90±16、103±13ml/min/100gと統計学的に有意差が認められた。^3H-rat serum albuminを用いて、脳実質に取り込まれていない^<14>C-IMP量を補正した結果でも、静脈圧亢進群では有意にrCBFは増加していた。 (3)考察 このモデルにおいては、慢性期に脳静脈圧は有意に上昇しrCBFの有意な増加が観察された。脳血液量増加によるみせかけのrCBF増加の可能性はplasma tracerによる結果から否定された。静脈圧上昇のない動静脈結紮群においてもrCBFの有意な増加がみられたことから、このrCBF増加は、静脈圧上昇によるIMPの取り込みの変化ではなく、循環遅延によるIMPのfirst pass extraction増加による可能性がある。臨床例と異なる結果がでた理由については、1)臨床例と異なる全脳静脈圧上昇モデルである点、2)脳血流測定において測定方法が異なる(例:測定時期は薬剤投与後20秒であり臨床では約30分後である)点などが考えられる。 (4)今後の研究の計画 本モデルにおいて脳循環時間の測定、病理学的検討、他の方法(クリアランス法など)による脳血流量測定、脳微少循環の検討、脳高次機能検査などを行うことで、脳静脈圧亢進時の脳循環について臨床的に有用な情報が得られると考えられた。 (5)まとめ これまでに報告されていない脳静脈圧亢進慢性期モデルを作成した。脳血流の絶対値は、静脈圧亢進群で有意に上昇していた。
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