研究課題/領域番号 |
11671394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
馬目 佳信 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30219539)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / 化学療法 / 薬剤耐性 / 遺伝子治療 |
研究概要 |
9Lラット脳腫瘍細胞にDNA修飾酵素であるO6メチルグアニンメチルトランスフェラーゼ(MGMT)をレトロウイルスベクターで導入した9L-MGMT細胞は、ACNUで代表されるニトロソウレア系抗癌剤に耐性であることが確認された。本研究はこの細胞を用いて細胞内でMGMTのアンチセンスやリボザイムを過剰に発現させることにより再びニトロソウレア系抗癌剤に対して感受性を取り戻す事ができるかどうかについて検討を行ってきた。MGMTのアンチセンスを発現するレトロウイルスベクターpMV7-anti MGMT、及び非ウイルスベクターpTracerCMV-anti MGMTを作製して耐性細胞に導入したところ感受性の増加は認められなかった。これは導入遺伝子の発現量が不十分なことによるものと考えられたので、導入遺伝子を高発現する組み換えアデノウイルスベクターAde.as-18/41,Ade.as-4/650、さらにMGMTmNAの49-174の部位に結合して切断するリボザイムAde.rzを作製して効果をノーザンブロット法や細胞障害性試験により調べた。これらのウイルスを9L-MGMT細胞に感染させると耐性遺伝子RNAの発現の低下や切断が確認された。さらに細胞内のMGMT量の減少やACNUに対する感受性の上昇も認められた。またラットの実験脳腫瘍遺伝子治療ではアンチセンス、リボザイム共に有意な生存日数の延長も認められた。しかし感受性の回復はin vitro, in vivo共に完全には満足できるものではなく耐性獲得以前の状態まで細胞の感受性を戻すには新たなアプローチの必要性が示唆された。
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