研究課題/領域番号 |
11671398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
吉田 大蔵 日本医科大学, 医学部, 講師 (30210701)
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研究分担者 |
寺本 明 日本医科大学, 医学部, 教授 (60231445)
杉崎 祐一 日本医科大学, 医学部, 教授 (60089620)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | エストラムステン / グリオーマ / マトリゲル / マトリックスメタロプロテイナーゼ / 腫瘍侵潤 / 微小管 / 浸潤 / Estramustine / microtubule / apoptosis / glioma / 悪性グリオーマ / エストラムスチン / アポトーシス / 細胞侵潤 |
研究概要 |
培養悪性グリオーマ細胞を用いてnon-cytotoxic level のEstramustine溶液(0-0.1μM)とcytotoxic level のEstramustine溶液(0.5-20μM)を、比較検討した。 (1)透過電顕で細胞の形態変化をコントロール(EM 0μM)と比較検討したが、cytotoxic levelでは核の濃縮とdegradation,及びapoptosis小体の出現やmitochondriaの空胞化が時間をおって出現し、apoptosisの誘導を示唆していた。同じく投与後のDNAの電気泳動ではladderingはcytotoxic levelのEstramustine投与群のみに見られた。 (2)in situ endo-labelling法で核のfragmentationの比率をlabelling indexとして算出したが、cytotoxic levelではlabelling indexは濃度依存生に増加していた。 (3)走査電顕では、non-cytotoxic levelのEstramustineは細胞表面の微小突起psuedopodの先端がbleb formationをおこしていた。これはapoptosisを誘導する濃度より低濃度で薬剤のmicrotubuleに対する効果が細胞表面からおこっていることを示していた。この微小突起内のmicrotubuleのdepplymerizationは抗beta-tubulin抗体を用いた免疫電顕で確認された。以上より、microtubule阻害剤であるEstramustineはglioma細胞にapoptosisを誘導するが、細胞表面の微小突起(microtubuleにより形成)のdepolymerizationがきっかけとなることが明かになった。
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