研究課題/領域番号 |
11671401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
神野 哲夫 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (90084540)
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研究分担者 |
大隈 功 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (90319286)
加藤 庸子 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (60131231)
横山 哲也 善常会リハビリテーション病院, 副院長 (10298523)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 電気刺激療法 / 遷延性意識障害 / 植物症 / 機能的電気刺激 / 脊髄後索電気刺激 / 正中神経電気刺激 / 植物症の治療 |
研究概要 |
中枢神経系疾患による意識障害は、多くは脳圧亢進状態及び乏血状態による惹起されるが、その病因が異なるごとく、その治療法も異なる。疾病発生時の脳圧亢進による意識障害は手術的減圧をはじめ、種々の薬物治療法が既に確たる治療として定着している。しかるに亜急性、慢性期まで遷延する意識障害は脳圧管理はほぼ終了しており、覚醒中枢、或いは大脳皮質領域の一時的損傷に起因することが多く、その治療法も未だ確たるものはない。この様な背景のもとで、我々により脊髄後索電気刺激療法が一部の遷延性意識障害、或いは植物症の症例に有効であることが見出されて以来、深部電気刺激療法、正中神経刺激療法、迷走神経刺激療法など幾つかの新しい試みが国際的に始まりつつある。一方、神経生理学者を中心にその作用機序に関して研究も盛んになりつつある。異常の諸点を検討する学会(意識障害治療学会)も設立され、今年で第10回を迎える。本研究は、これらの動きを惹起し、その後、一貫して行ってきた脊髄後索電気刺激療法を中心に他の刺激療法、例えば脳深部電気刺激療法、正中神経刺激療法、迷走神経刺激療法などについて基礎的、臨床的研究を行うものである。
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