研究課題/領域番号 |
11671403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
河本 圭司 関西医科大学, 医学部, 教授 (70077741)
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研究分担者 |
笠井 治文 関西医科大学, 医学部, 助手 (80268341)
土田 高宏 関西医科大学, 医学部, 講師 (10181249)
沼 義博 関西医科大学, 医学部, 講師 (40208278)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | cyclin / brain tumor / Laser Scanning Cytometer / Immnohistochemistry / Immunohistochemistry |
研究概要 |
グリオーマにおけるサイクリン発現を指標としたp130遺伝子による細胞周期の制御 まず種々の脳腫瘍(特にグリオーマ)の手術材料についてサイクリンB1,D1、p53のモノクローナル抗体を用い、レーザースキャニングサイトメトリー(LSC)及び免疫組織学的に検索した。 (1)LSCによるDNA ploidy分析では、low grade astrocytomaはdiploid patternを示す。 (2)DNA ploidyは悪性グリオーマではaneuploidyを示す。 (3)サイクリンD1の発現はグリオーマ悪性度と相関する。 (4)悪性グリオーマの部位別では、辺縁部にproliferating indexが高く、又サイクリンのD1の発現も相関していた。 (5)p53は部位別に発現に差は見られなかったが、悪性グリオーマでは強い発現が見られた。 (6)この結果については1999年日本脳腫瘍病理学会、2000年国際脳腫瘍病理シンポジウム、2000年国際神経病理学会において発表した。 (7)p130モノクロナール抗体によりコントロールとして臍帯の細胞に発現を認めることを確認し、グリオーマ細胞にも一部陽性発現をみている。 (8)p130のプラスミッドは九州大学平田研究室より譲渡していただいた。これをvectorに取り込み、グリオーマMG87に導入することにより、p130が発現した。このことにより、腫瘍細胞の増殖が制御されることが期待される。
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