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自殺遺伝子導入細胞によるバイスタンダー効果を用いた悪性脳腫瘍に対する治療

研究課題

研究課題/領域番号 11671408
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

難波 宏樹  浜松医科大学, 医学部, 教授 (60198405)

研究分担者 田川 雅敏  千葉県がんセンター, 病理研究部, 部長 (20171572)
横田 尚樹  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (00273186)
西澤 茂  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (40135257)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードgene therapy / bystander effect / ganciclovir / brain tumor / herpes simplex virus-thymidine kinase / glioma
研究概要

悪性グリオーマに対する自殺遺伝子療法の臨床プロトコルとして、tk遺伝子導入脳腫瘍細胞株(TK細胞)の腫瘍内移植とganciclovir(GCV)の全身投与により生ずるbystander効果を利用した戦略を前提とし、以下の研究を行った。Fisherラットに対しsyngeneicな9L細胞とallogeneicなC6細胞を用いた。Wild-typeの細胞(9LwtとC6wt)とTK細胞(9LtkとC6tk)を用いbystander効果をin vitroおよびnude mouse皮下腫瘍モデルを用いたin vivo条件で詳細に検討した。この結果9Lwt/9Ltkおよび9Lwt/C6tkの組み合わせのbystander効果は強いが、C6wt/9LtkおよびC6wt/C6tkの組み合わせのそれは弱いことがわかった。C6wtとC6tkの組み合わせでtarget細胞であるC6wtにconnexin遺伝子を導入すると(C6cx/C6tk)bystander効果は増強された。このことはtarget側(wt細胞)のconnexin発現がeffector側(tk細胞)のそれより重要であることを示している。ラット脳腫瘍モデルにおける検討では、Fisherラット脳内に9LwtとC6tkを混合して移植後GCVを腹腔内投与し、MRIを用いて脳腫瘍の大きさを系時的に測定すると、このグループのラットは9Lwt細胞のみを移植されたラットに比し腫瘍増殖が著しく遅く、有意に長期生存した。次にFisherラット脳内に9L細胞を予め移植し、その翌日にC6tk細胞を同部位に移植、さらに一週間後よりGCVを腹腔内投与するいわゆるTK細胞療法の実験を行った。この系でもC6tk細胞を移植したラットはそのかわりにメディウムのみを注入したラットに比し、腫瘍増殖が遅く、有意に長期生存したが、以前の研究で示されている9LtkとGCVによるTK細胞療法と比較するとその効果は若干弱かった。予め準備されたTK細胞株の脳腫瘍内移植とGCVによるTK細胞療法は臨床応用可能なプロトコルであると考えられる。

報告書

(3件)
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  • 1999 実績報告書

研究成果

(19件)

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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