研究課題/領域番号 |
11671427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
湯澤 洋平 (2000) 信州大学, 医学部・附属病院, 助手
上村 幹男 (1999) 信州大学, 医学部, 助手 (60273091)
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研究分担者 |
高岡 邦夫 信州大学, 医学部, 教授 (30112048)
江原 宗平 信州大学, 医学部, 講師 (40176780)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 脊椎インストゥルメンテーション手術 / 炎症マーカー / 炎症性サイトカイン / 抗炎症性サイトカイン / 易感染性 / SIRS / CARS / Cytokine(サイトカイン) / Surgical stress(手術侵襲) / Implants(インプラント) / C-reactive protein / ESR(赤沈) / Infection(感染) |
研究概要 |
1.脊椎インストゥルメンテーション手術後の創感染を早期に診断するため、instrumentsを挿入した場合の炎症マーカーの推移を知ることを目的とした。胸腰椎手術でSpinal instrumentsを使用した群と使用しない群(コントロール)の術後のCRP、ESR、WBC、体温を測定した。Spinalinstrumentsを使用した群で有意に術後早期のCRP、ESR、体温が高値を示した。また、説明変数をCRP、ESR、WBC、体温の最高値、目的変数を手術時間、出血量、instrumentsの使用(+1)、未使用(0)として、重回帰分析を行ったところ、CRP、ESR、体温の最高値がinstrumentsの使用、未使用と相関していた。よって、Spinal instrumentsを挿入することによって、術後早期の炎症反応が増強される(SIRS)ことが示された。 2.脊椎インストゥルメンテーション手術後の早期に炎症反応が増強されるが、このことがどのような機序で起こっているのか、また、脊椎インストゥルメンテーション手術後の易感染性の機序を知ることを目的とした。腰部脊柱管狭窄症手術でSpinal instrumentsを使用した群と使用しない群(コントロール)の術後の炎症性サイトカインである、IL-6、IL-8、抗炎症性サイトカインであるIL-10、IL-1ra、sTNFR1、sTNFR2の血清中の濃度を測定した。Spinal instrumentsを使用した群で術後0、1、2日目で有意にすべてのサイトカイン濃度が上昇していた。Spinal instrumentsを挿入することによって、術後早期に高サイトカイン血症(SIRS)を呈することが示された。また、術後7日目のSpinal instrumentsを使用した群で抗炎症性サイトカインであるIL-1ra、sTNFR2が有意に高値を示した。抗炎症性サイトカイン優位の状態はCARSと呼ばれ易感染性を呈するがSpinal instrumentsを使用した群で抗炎症性サイトカインの高値が持続することより、Spinal instrumentation surgeryの易感染性が示された。
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