研究分担者 |
長嶺 順信 琉球大学, 医学部, 助手 (50336369)
大湾 一郎 琉球大学, 医学部, 助教授 (80295310)
金谷 文則 琉球大学, 医学部, 教授 (90233866)
普天間 朝上 琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (20264492)
安里 英樹 琉球大学, 医学部, 助手
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研究概要 |
(1)1986年から1988年までに当施設にてLUNAR社DPXによる骨塩定量を施行した者は,男性257人,女性451人,計708人であった.これらのうち同意が得られた者を対象に,DXAによる再検査を行った.現在,骨密度に影響を与える因子について検討中である. (2)沖縄県における大腿骨頚部骨折の発生件数は1987年には471人、2002年には1542人と増加してた.日本全体では1O年間に1.7倍,沖縄県では2倍に増加しており,他府県に比べて増加の割合が大きいことが特徴である.単位老齢人口あたりの大腿骨頚部骨折の発生件数は,都市部で高く,農村部で少ない傾向が認められた. (3)1986年と1987年に沖縄県で大腿骨頚部骨折を受傷した患者の追跡調査を行った. (4)学童における踵骨超音波骨密度に影響を与える因子について,超音波減衰率(BUA)と超音波伝導速度(VOS)を測定し,体格,出生体重,食生活,運動習慣,初経発来の有無との関連を検討した.BUAは体重と有意な相関を認めたが,VOSは4年生で最も低値を示した.全体では,食生活や運動習慣の影響は認められなかったが,学年・男女別に分けると,いくつかのグループで有意な関係が認めらた.農村部の学童におけるBUAは都市部の学童よりも高値を示した.
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