研究課題/領域番号 |
11671495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
内田 一郎 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00232843)
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研究分担者 |
竹之下 真 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (00144486)
真下 節 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60157188)
吉矢 生人 大阪大学, 医学部・付属病院, 教授 (80028505)
柴田 政彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50216016)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / ナトリウムチャネル / 局所麻酔薬 / 電気生理学 / 分子生物学 / 遺伝子治療 / ナトリウムチャンネル |
研究概要 |
近年、動物を使った実験的疼痛モデルにおいて、痛覚伝達に関与する末梢および中枢神経系の種々な機能的、構造的変化が伴うことが、少しずつ解明されてきた。特に、感覚神経特異的(Sensory-Neuron-Specific : SNS)Naチャンネルの炎症性および神経因性疼痛における役割について注目されている。SNS-Naチャンネルは、後根神経節(DRG)と三叉神経節の細い神経線維(C線維)に特異的に発現するテトロドトキシン抵抗性(TTXr)の電位依存性Naチャンネルであり、1996年にWoodらのグループにより最初にクローニングされ、その一次構造は解明されている(Akopian et al. Nature1996)。最近、このNaチャンネルの発現増加や機能的な変化が、侵害性刺激に対する過敏反応(痛覚過敏)疼痛閾値の低下(アロデイニア)の発症に関与していることが示唆されている。 本研究では、このような痛覚伝達に関与するNaチャンネルやリガンドgated受容体の基本的な薬理学的な評価をすべくアフリカ卵母細胞に発現させた。アフリカ卵母細胞でのNaチャンネルの発現が不十分であったため、慢性疼痛での痛覚伝達に重要なリガンドgated受容体であるNMDA受容体と5-HT3受容体との麻酔薬(全身麻酔薬と局所麻酔薬)やその他(抗生剤)との相互作用に焦点を変えて研究を行った。全身麻酔薬は、その種類によって5-HT3受容体の機能を増強したりあるいは抑制することが明らかになった。局所麻酔薬は、NMDA受容体の機能を抑制するが、その種類によってNMDA受容体の作用部位が異なることをアミノ酸残基の点変異研究で明らかにした。
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