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虚血性神経障害時に活性化されるプロテインカイネースCサブタイプの同定とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 11671508
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関長崎大学

研究代表者

轟木 幸子  長崎大学, 医学部, 助手 (50039541)

研究分担者 諸岡 浩明  長崎大学, 医学部, 助教授 (70230175)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード低酸素 / プロテインカイネースC / トランスロケーション / ミトコンドリア / PC12細胞 / KCN / 虚血 / 虚血性神経障害 / プロテインカイネースC(PKC) / PKCサブタイプ / ラット副腎髄質由来細胞 / 転写調節因子
研究概要

背景:プロテインカイネースC(PKC)は細胞内シグナル伝達機構における重要なリン酸化酵素でありPKCは虚血により活性化され、グルタメイトやアスパルテイトの遊離及び虚血性神経細胞障害に関与している可能性が大きい。虚血障害におけるPKCアイソザイムの発現が各臓器によって異なることが示されている。
目的:虚血による細胞障害性と、PKC活性およびPKCアイソザイムの細胞内分布変化との関連を明らかにするために、ラット副腎髄質由来PC12細胞を用いて検討した。
方法:PC12細胞に存在しているPKCアイソザイム(α,γ,δ,ε,ζ,λ)で、虚血が各アイソザイムの細胞内動態に及ぼす時間的・空間的影響を調べた。
1.PC12細胞を10%馬血清と5%牛胎児血清を含むRPMI1640で培養し、シアン化カリウム(KCN)による細胞障害性につき検討した。細胞障害性は、培養液中の乳酸脱水素酵素(LDH)を測定した。
2.細胞を核(F1)、ミトコンドリア(F2)、細胞膜(F3)、細胞質(F4)の各分画に分けPKCアイソザイムを測定した。細胞分画法を用いてF1からF4までの細胞を分離し、それぞれの分画におけるPKCアイソザイムの蛋白発現をイムノプロツト法にて測定した。
結果:KCN濃度の0.1mM,0.5mM,1mMで濃度、時間依存性に細胞は障害された。さらに培養液からブドウ糖を除くことにより、障害度は増した。
低酸素刺激(KCN)に対し、F1からF4の各分画でのPKCアイソザイムの蛋白量の変化は、PKCγがF2とF3で60分から120分まで上昇していた。
結論:低酸素障害(KCN)に対して、PC12細胞においてカルシウム依存性のアイソザイムであるPKCγが重要な役割を持つことが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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