研究課題/領域番号 |
11671523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 兵庫医科大学 (2000) 帝京大学 (1999) |
研究代表者 |
岡野 紫 (小野 紫) 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (30312002)
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研究分担者 |
岡田 和夫 帝京大学, 医学部, 教授 (30082093)
太城 力良 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20107048)
寒川 賢治 国立循環器病センター, 研究所, 部長 (00112417)
中村 到 帝京大学, 医学部, 助手 (50307196)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | アドレノメデュリン / 敗血症 / リポポリサッカライド / 胸腺 / 受容体 / エンドトキシン / CRLR / RAMPs / 肺 |
研究概要 |
敗血症患者の血中AM濃度は健常人の数十倍に上り、重症度や予後と相関する可能性が報告されている。AMは強い降圧活性を持つために、敗血症における病態生理的意義は、循環調節の機能を中心に研究が進められてきた。しかし、AMは、生体内で広く産生され、生理作用も多様であることから、申請者はAMの敗血症での病態形成に関する詳細な検討が必要であると考え、以下のように研究を進めてきた。 敗血症性ショックモデル(LPS2mg/head、腹腔内投与、bolus)について、主要動静脈および各臓器におけるAMの遺伝子発現レベルの変化を検討し、中でも、正常個体ではAM mRNAがごく微量であった胸腺での発現増加は著しく、心臓や主要血管などの従来AMとの関係が注目されてきた循環器系臓器に比較して、十数倍高い増加率を示すことが明らかになった。 胸腺でのAM著増の意義を検討するため、イヌに加えて免疫系の研究に多用されるマウス胸腺における細胞レベルの検討を計画し、これに先だって、マウス胸腺においても、LPS投与によってAM遺伝子の増加が認められることを確認した。次に、LPS投与によって、AM遺伝子増加が胸腺の支持細胞群において起きることを明らかにし、現在さらに分画を進めている。またAMが、胸腺細胞に作用することを、マウス胸腺から胸腺細胞を分離、初代培養し、AMによる細胞内cAMPの増加から確認した。AMは、血小板のcyclic AMP(cAMP)の増加活性を指標に発見されたペプチドであり、AMの多くの生理作用は、細胞内cAMPの増加を介している。さらに、マウスにおけるAM受容体の構成蛋白物質の遺伝子配列を決定し、胸腺での受容体サブタイプが敗血症の病態によってスイッチする可能性を現在検討中である。
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