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前立腺癌骨特異的転移機構の解明と薬物療法への展開

研究課題

研究課題/領域番号 11671571
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

河合 憲康  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (20254279)

研究分担者 郡 健二郎  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30122047)
国松 己歳  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70145746)
戸澤 啓一  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (40264733)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード前立腺 / 癌 / 骨 / 転移 / 性ホルモン / 性成熟 / 骨髄 / ヘモグロビン / 前立腺癌 / 骨転移
研究概要

前立腺癌の骨特異的転移機構の解明においては二つの方向から検討した。一つは前立腺癌が男性ホルモンに依存性の癌であること、また骨特異的転移を示し乳ガンは女性ホルモンに依存することより、性ホルモンが骨特異的転移機構に関与しているのではないかとの推測である。次に、性ホルモンには関係なく骨組織に前立腺癌骨特異的転移を示す原因物質が存在するのではないかとの推測である。最初の推測では、性成熟をした雄雌のラット、性未成熟の雄雌のラットを基本モデルとした。それらの骨髄を抽出し、前立腺癌培養細胞の接着具合を検討した。その結果、性成熟をした雄ラットの骨髄抽出液には前立腺癌培養細胞は強い接着を示したが、性成熟したメスラットや性未成熟の雄雌ラットのそれには接着を示さなかった。また、メスラットにテストステロンを負荷したモデルでは血中テストステロンは増加したが、やはりその骨髄抽出液には前立腺癌細胞は背着を示さなかった。以上より性成熟した雄ラットの骨髄抽出液中には、たとえテストステロン値が高値でもメスラットの骨髄中には存在発現しない、前立腺癌骨特異的転移に関与する物質が存在すると考えられた。一方、雄ラットの骨髄抽出液を、クロマトグラフィーで分画し、前立腺癌培養細胞と最も接着を示す分画を決定した。そのアミノ酸配列や分子量を検討するとヘモグロビンであることがわかった。ヘモグロビン自体は人体に大量にある物質であり、骨特異的転移の原因物質と特定するには抵抗がある。しかし、その構造の一部やアミノ酸配列の一部が一致した何らかの物質が骨髄中に存在し、それが前立腺癌骨特異的転移の原因物質の一つである可能性はあると思われた。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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