研究課題/領域番号 |
11671631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松田 貴雄 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (10304825)
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研究分担者 |
和氣 徳夫 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (50158606)
加藤 秀則 九州大学, 生体防御医学研究所, 講師 (60214392)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 絨毛 / 絨毛癌 / 胎盤 / 癌抑制遺伝子 / サブトラクション / ヒト7番染色体 / BAC / cDNAライブラリー / 7q11.22 / 造腫瘍性の抑制 |
研究概要 |
1)ヒト7番染色体の単一移入により、絨毛癌細胞は、細胞増殖特性の抑制及び造腫瘍性の抑制を示す。絨毛癌組織の検討で、7q11.22のD7S520-D7S663領域に高頻度に両側アリルの欠失を認める。同領域に存在する遺伝子の単離を行った。人工細菌染色体(BAC)クローンを10個単離した。これらを絨毛癌細胞へ導入し、造腫瘍性を評価した結果、D7S520を含むリサーチジェネティクス社RS544-12D(B6)、RS741-8D(B7)の2つのBACクローンで絨毛癌細胞株CC1において造腫瘍性の抑制が認められた。この2つのクローンをプローブにして胎盤cDNAライブラリーのスクリーニングを行った。現在7クローンを候補遺伝子として解析を進めている。これらを導入した絨毛癌細胞株では造腫瘍能の低下を導いた。 2)初期絨毛組織及び絨毛癌細胞株よりRNAを抽出し、cDNAを合成した。絨毛由来cDNAの断片を、熱処理した大量の絨毛癌由来cDNAとハイブリダイズするのをのぞき、ベクターにつないで絨毛特異的に発現するcDNAライブラリーを作成した。ノーザンブロット法を行い、絨毛癌化に伴い発現が消失するクローンを選択した。未知の遺伝子断片S31については、それをプローブとして、完全長cDNAのスクリーニングを行い、約1.1Kbの遺伝子を単離した。絨毛癌細胞株BeWoへの導入で、造腫瘍性の低下をきたした。S31は歯肉に発現の認められるcDNAと類似し、73アミノ酸をコードしている。
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