研究課題/領域番号 |
11671687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 藤信 長崎大学, 医学部, 助手 (00284688)
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研究分担者 |
小林 俊光 長崎大学, 医学部, 教授 (80133958)
隈上 秀高 長崎大学, 医学部, 助手 (10253650)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | インターフェロン / マウス / ABR / 蝸牛内直流電位 / 皮下投与 / 静脈内投与 / 腹腔内投与 / EP / CM / 聴力障害 |
研究概要 |
インターフェロンはC型肝炎の治療薬として広く用いられているが、その副作用に難聴が起こりうることが報告されてい、外リンパ腔内投与は行わなかった。マウス用インターフェロン(Recombinant MuIFN-β)を静脈内る。今回は、その実験的裏付けを目的として研究を行った。マウスでは、鍋牛が中耳空内に突出していないので投与、腹腔内投与、皮下投与を行った。 静脈内投与は通常のヒトに使用する1回量の約50-100倍に相当する5000000IU/kgを1回投与し、投与前、投与後30分、2時間、3時間、1週間後にクリック、8kHz短音、4kHz短音に対するABRの検出閾値の測定を行ったが、投与前後に変化は見られなかった。腹腔内投与では通常のヒトに使用する1回量の約20倍を21日間投与し、溶解液のみを投与した対照群と投与終了時に、ABR検出閾値の差を検討した。クリック、8kHz短音、4kHz短音ともに検出閾値に差を認めなかった。皮下投与でも通常ののヒトに使用する1回量の約10-20倍の1000000IU/kgを21日間背部皮下に連日投与を行い、溶解液のみを投与した群と投与終了時にABR検出閾値の差を検討した。クリック、8kHz短音、4kHz短音ともに検出閾値に差を認めなかった。また、皮下投与群では、投与終了時に蝸牛内直流電位(EP)を測定した。両耳の鍋牛第1回転と第2回転におけるEPを測定したが、いずれもインターフェロン投与群と、対照群の間に差を認めなかった。蝸牛の組織学的検討も行っているが、両群間に差を認めなかった。 今回は溶解、保存時の温度および濃度にも十分な注意を払い実験を行ったが、今回の投与量、および投与法ではマウス用インターフェロン(Recombinant MuIFN-β)には、難聴を来すような耳毒性はないと考えられた。
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