研究課題/領域番号 |
11671703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
小寺 一興 帝京大学, 医学部, 教授 (70010527)
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研究分担者 |
荻野 智 帝京大学, 医学部, 助手
平石 光俊 帝京大学, 医学部, 助手 (30317739)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | デジタル処理 / 子音伸長 / 明瞭度 / 補聴器 / 難聴 / ディジタル音声加工 / 子音強調 / 圧縮増幅 / 感音難聴 / 語音 / 異聴 / 感音性難聴 / 明瞭度検査 / 会話理解 |
研究概要 |
平成11年度にはディジタル音声加工で子音部伸長による明瞭度改善が得られるかを検討した。子音伸長の方法は、単音節の子音部分についてゼロクロス波を反復する方法で行った。感音性難聴患者での検討では、有声子音ではマ、ナ、ラの明瞭度が改善し、無声子音ではタ、サ、シの明瞭度は改善しツ、カ、ハ、ヒの明瞭度は悪化した。 平成12年度には平成11年度の結果を踏まえ、実際の補聴器に適用するために子音の伸長を40msecの長さとし、さらに圧縮増幅による子音強調の効果を同時に検討した。検討した子音は構音様式と構音部位をできる限り網羅し日本語会話における出現頻度を考慮したゴ、ザ、ワ、セ、ダ、ヨ、フ、ベ、ツ、カ、ヒ、ト、ホ、シ、ノ、ジ、パ、リ、チ、マの20音で調音結合の影響を見るために3音節語で検査を行った。感音性難聴患者の検討では子音伸長によってダ、ザの明瞭度が改善しト、チの明瞭度が悪化した。子音伸長と圧縮増幅を組み合わせるとホ、ダ、ザ、ジの明瞭度が改善しセ、ヒの明瞭度が悪化した。ディジタル音声加工は上記の明瞭度改善ならびに悪化の結果を示し、総合的には日本語会話理解を改善すると考えられた。本研究結果を補聴器に利用するには、文頭の語の第1音に適用することが効果的である。
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