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カテコールアミンと活性酸素による眼組織への影響

研究課題

研究課題/領域番号 11671729
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

明尾 潔  浜松医大, 助教授 (90146663)

研究分担者 中神 哲司  浜松医科大学, 医学部, 助手 (10293622)
平光 忠久  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 教授 (00084567)
研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード一酸化窒素 / L-dopa / 網膜色素上皮 / 脈絡膜 / 毛様体 / メラニン顆粒
研究概要

目的:我々はこれまでにパーキンソン病の治療に用いられているL-dopaが眼組織にどのような影響を与えるか培養牛網膜色素上皮細胞(RPE)を用いて研究してきた(Pigment Cell Res.7:145-151,1994)。L-dopaが発生するスーパーオキサイドはRPEに細胞毒性を発揮し,細胞周期に対してもメラニン顆粒を有するものと有しないものとで異なる影響を与えることを報告した。L-dopaはカテコールアミンであり,これらのRPEへの影響が一酸化窒素(NO)も関与している可能性がある。今回,L-dopaがNOを発生するか電極法により調べるとともに,有色および白色ラットの硝子体膣に注入し、眼組織への影響を組織病理学的に観察した。
方法:L-dopa(5,29.9,152.7,79.4,249 μM)をDulbecco's Modified Eagle mediumに加え,in vitroで発生するNOを電極法で測定した。In vivoの実験系として20μlPBSとL-dopa(10,20μM)を白ラット(Wistar)と有色ラット(Dark Agouti)の硝子体腔に注入し,2-4日後に眼球を摘出した。眼球より光顕用切片を作製し,HE染色を行った。
結果:発生するNOはL-dopaの濃度に比例して増加していた。NO消去剤であるCarboxy-PTIO(249μM)(2-4-Carboxyphenyl-4,4,5,5,tetramethyl-imidazole-1-oxyl 3-oxide)はL-dopa(249μM)が発生する電流を64%低下させていた。In vivoの実験系では,脈絡膜,毛様体血管の拡張が認められ,有色と白色ラットの比較では有色ラットの血管拡張が高度であった。
結論:L-dopaはNOを発生し,L-dopaによる脈絡膜,毛様体の血管拡張はメラニン顆粒の有無と関連していた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 明尾潔、味木幸: "循環改善薬"眼科診療プラクティス. 55、3. 36-37 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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