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網膜における神経伝達物質の非神経伝達機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11671754
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関北里大学

研究代表者

市辺 義章 (市邊 義章) (2002)  北里大学, 医学部, 講師 (70265700)

若倉 雅登 (1999-2001)  北里大学, 医学部, 助教授 (50137931)

研究分担者 川上 倫  北里大学, 医学部, 教授 (60177649)
山本 昇  北里大学, 看護学部, 教授 (10050543)
市辺 義章  北里大学, 医学部, 講師 (70265700)
研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードミュラー細胞 / 網膜ニューロン / 神経伝達物質 / グルタミン酸 / 神経細胞死 / グルタミン酸受容体 / ドパミンD1受容体 / ドパミンD2受容体 / ドパミン / エルドーパ / 細胞内カルシウム濃度 / レボブノロール / 高倍率ビデオ増感顕微鏡 / 細胞内粒子運動 / 神経保護 / TUNEL法 / Comet法 / グルタミン酸アゴニスト / カルシウムチャネルブロッカー / L-dopa / ドパミン受容体 / 網膜 / NMDA / non-NMDA / 神経伝達物質受容体 / D_1受容体 / D_2受容体 / 細胞内カルシウムイオン濃度測光 / 細胞内粒子活動
研究概要

ミュラー細胞は単に網膜の支持細胞としてだけでなく、多機能細胞として種種の場面で活躍する。一方、網膜ニューロンが正常な神経機能を果たすのにさまざまな神経伝達物質が作用している。ところが、ミュラー細胞にもグルタミン酸受容体が存在することを、我々は過去に示した。ミュラー細胞という非ニューロン(グリア)細胞に神経伝達物質受容体が存在する意義は何かを解くのが、この研究の目的である。グルタミン酸が網膜に過剰に存在すれば、神経細胞死が発生するが、この場合グルタミン酸受容体を有するミュラー細胞がどのような役割を果たすのであろうか。培養網膜ニューロンとミュラー細胞を用いて、過剰なグルタミン酸アゴニスト(NMDA at 2mM, AMPA at 5mM)曝露による細胞死に対する影響を、TUNEL法、Comet法で調べたところ、いずれも非曝露細胞に比して有意に陽性細胞が増加した。ニユーロンとミュラー細胞の生存率、細胞死率は平行し、両者は運命共同体と考えられた。
一方、神経伝達物質のうち、ドパミンが神経保護作用を有することが示唆されている。まず、培養ミュラー細胞のドパミンアゴニストに対する影響をみた。D1アゴニスト(R(+)-SKF-82957)投与時の細胞内カルシウム濃度測定実験から、10^<-6>から10^<-3>Mで濃度依存性にカルシウムイオン濃度上昇が生じ、同細胞にD1受容体が存在することが示された。また、超高感度顕微鏡による細胞内粒子運動の解析でD1アゴニストでは運動が抑制され、D2アゴニストでは促進されるという相反した挙動を示し、機能的ドパミンD1,D2受容体がミュラー細胞に存在することが示された。先述のグルタミン酸アゴニストによる培養網膜ニューロンの細胞死に対し、ドパミン前駆体であるL-dopa前投与の影響を調べると、10^<-6>M以下の低濃度で細胞死を抑制した。同じ傾向はミュラー細胞でもみられた。この細胞死抑制はD1,D2ドパミン受容体を介した可能性があるが、ミュラー細胞もこの機作に関与していることが考えられる。

報告書

(5件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (20件)

  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜・視神経のグリア 最新の進歩,序論"神経眼科. 16. 2-4 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 嶺井 利沙子: "Muller細胞における神経伝達物質受容体"神経眼科. 16. 5-9 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 阿曽 香子: "緑内障点眼用薬物の実験的アミノ酸誘発網膜神経細胞障害に対する影響"厚生労働省網膜脈絡膜・視神経萎縮症調査研究班,12年度報告書. 16-17 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜視神経障害に対する予防的神経保護治療へ向けての実験的研究"日本眼科学会雑誌. 105(12). 843-865 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜保護と再生におけるミュラー細胞の役割"Molecular Medicine 別冊. 66-72 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 井上 賢治: "チャネロパチーとしての視覚障害"神経進歩. 47(2)(印刷中). (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜視神経細胞死における予防的神経保護治療.眼科診療Q&A"六法出版社(印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Wakakura Masato: "Glia of the retina and an optic nerve The newest progress Introduction"Neuro-Ophthalmology Japan. 16. 2-4 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Minei Risako: "The neurotransmitter receptor in a Muller cell"Neuro-Ophthalmology Japan. 16. 5-9 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Aso Kouko: "Influence to the experimental amino acid induction retina nerve cell abstacle of the medicine for glaucoma applying eyewash"The ministry of Health, Labor and Welfare retina choroid coat, and optic nerve atrophy investigation research group. The report in the Heisei 12 fiscal year. 16-17 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Wakakura Masato: "Experimental research towards the prevention-nerve protection medical treatment to a retina optic abstacle"Journal of Japanese Ophthalmological Society. 105(12). 843-865 (2001)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Wakakura Masato: "The role of the Muller cell in retina protection and reproduction"Molecular Medicine Separate volume. 66-72 (2002)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Inouye Kenji: "Neuropathy as Cannelopathy"Shinkei-Shinpo. (in press), 47(2). (2003)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜保護と再生におけるミュラー細胞の役割"Molecular Medicine. 別冊. 66-72 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜神経細胞死と予防的神経保護治療"眼科診療Q&A(印刷中).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 若倉 雅登: "網膜神経障害に対する予防的神経保護治療へ向けての実験的研究"日本眼科学会雑誌. 105(12). 843-865 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 若倉雅登: "網膜視神経障害に対する予防的神経保護治療に向けての実験的研究"日本眼科学会雑誌. (発表予定).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 若倉雅登: "網膜・視神経のグリア 最新の進歩、序論"神経眼科. 16. 2-4 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 嶺井利沙子、若倉雅登: "Muller 細胞における神経伝達物質受容体"神経眼科. 16. 5-9 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 若倉雅登、真下紀美代: "培養ミュラー細胞にけるドパミンアゴニストの応答性"日本眼科学会雑誌. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2025-11-20  

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