研究課題/領域番号 |
11671762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
中澤 清 名城大学, 薬学部, 助教授 (60076750)
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研究分担者 |
高橋 郁子 名城大学, 薬学部, 教務技師補 (10200784)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | N-Acetyglucosaminyl sulfotransferase / β-Glucuronyltransferase / β-Galactosyltransferase / Keratan sulfate / Chondroitin sulfate / Chondroitin 4-sulfotransferase / Chondroitin 6-sulfotransferase / Chick cornea / chondroitin sulfate / chondroitin 4-sulfotransferase / chondroitin 6-sulfotransferase / chick cornea / cDNA cloning / N-acetylglucosamine 6-sulfotransfersase / chondroitin synthase / keratan sulfate / N-Acetylglucosaminyl sulfotransferase / GlcNAc-6-O-sulfotransferase / corneal transparency / corneal proteoglycans / glycosyltransferases / corneal diseases |
研究概要 |
1.免疫組織化学的に、keratan sulfate(KS)は艀卵6日目の鶏胚角膜で初めて検出され、それは5.5日目侵入してきた間葉系の細胞によって合成されることがわかった。このKSはundersulfated KSであり、8日目になってはじめてKSの硫酸化は増加した。 2.ヒヨコ角膜実質細胞を生体外で培養したとき、KSの硫酸化がほとんど起こらなくなったが、KS糖鎖とコアタンパク質の合成は維持された。他方、chondroitin sulfateの合成は維持され、さらにその硫酸化は増加した。 3.KSの硫酸化に関与するN-acetylglucosaminyl sulfotransferaseがヒヨコ勇膜から8.4%の収量で、887倍に精製された。この酵素は非還元末端のGlcNAcに硫酸を転移したが、糖鎖内部のGlcNAcには硫酸を転移しなかった。実質細胞を細胞培養すると、他の転移酵素の活性は増加するのに、この酵素の活性は著しく減少した。 4.chondroitin糖鎖の伸長に関与するβ-glucuronyltransferaseがヒヨコ角膜から11%の収量で389倍に精製された。この酵素は、chondro-heptasaccharideに対してchondro-pentasaccharideの10倍の活性を示し、受容体基質としてある程度の長さを要求することがわかった。 5.KSの2糖単位構造と同じであるオリゴ糖6-sulfo-GlcNAcβ1-3GalにGalを転移するβ-galactosyltransferaseがヒヨコ角膜で見つかった。新規のβ-galactosyltransferaseであるかもしれない。 6.ヒヨコ角膜からchondroitin 6-sulfotransferase (CH6ST)とchondrdroitin 4-sulfotransferase (CH4ST)のcDNAがクローニングされた。CH6STの読み取り枠(ORF)のほとんどの塩基配列とアミノ酸配列が決定され、そのアミノ酸配列はこれまで報告されているchick chondrocyte CH6STと98.6%の相同性を示した。CH4STの方は、ORFの3'-側半分の塩基配列とアミノ酸配列が決定され、そのアミノ酸配列はこれまで報告されているmouse brain CH4ST、human brain CH4STとそれぞれ94.8%、94.3%の相同性を示した。
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