研究課題/領域番号 |
11671763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
仙崎 英人 関西医科大学, 医学部, 講師 (10206659)
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研究分担者 |
茶山 和敏 静岡大学, 農学部, 助教授 (30260582)
三木 弘彦 関西医科大学, 医学部, 助教授 (30077771)
螺良 愛郎 関西医科大学, 医学部, 教授 (90098137)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | Retinitis pigmentosa / N-methyl-N-nitrosourea / Apoptosis / Photoreceptor cell / Retinal degeneration / Bcl-2 / Caspase / Caspase inhibitor / 網膜変性 / Bax |
研究概要 |
1.網膜変性症ラットモデルの作製 N-methyl-N-nitrosourea(MNU)誘発Sprague-Dawleyラット網膜変性症を作製し(Am J Pathol 148:631-641,1996)、以下の事項を検討した。 2.MNUによる視細胞のDNA障害 MNUにより特異的に生ずるDNA付加体である7-methyldeoxyguanosine(7-medGua)の局在を免疫組織化学的にみると、MNU処置後12、24時間で大半の視細胞核に選択的に認め、以後3、7日で減少した。なお、TUNEL法で標識される視細胞核は24時間で最大値を呈し、時間経過とともに減少し、7日にて視細胞もほぼ消失した。 3.アポトーシス実行分子の発現推移 アポトーシスに対して促進的に働くBax蛋白発現はMNU処置後24時間で最大値を呈し、以後再び減少した。一方、アポトーシスに対して抑制的に働くBcl-2蛋白発現は12時間で最小値を示し、以後再び増加した。また、Caspase-3、-6、-8活性はいずれもMNU処置後漸増し、3日目で最大値をとり再び減少した。 4.視細胞アポトーシスの分子機構 よって、MNUにより視細胞のDNAが選択的に障害され、それに引き続き視細胞アポトーシスにおちいるが、その分子機構はBax蛋白の発現亢進、Bcl-2蛋白の発現抑制ならびにCaspase-3、-6、-8の活性増強が関わっていることが判明した。 5.視細胞アポトーシスの制御 MNU投与後0時間と10時間にCaspase-3阻害剤(4000ng,Ac-DEVD-CHO)の硝子体内注入により視細胞アポトーシスの軽減をみとめ病変の制御に成功した。
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