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エアーアブレイシブ法によるウ蝕除去装置の考案に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11671918
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関(財)冲中記念成人病研究所

研究代表者

山田 敏元  財団法人冲中記念成人病研究所, 研究員 (40134712)

研究分担者 杉崎 順平  財団法人冲中記念成人病研究所, 研究員 (80301737)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード切削 / 象牙質 / ウ蝕象牙質 / エアーアブレイシブ / ウ蝕
研究概要

1994年から二年間科学研究費の一般研究(B)の交付を受け、基礎的検討として生体に安全な桃の種の殻を粉砕した粒子(大きさ約100μm)を約3Kgf/cm^2の圧搾空気を用いて噴射することにより、齲蝕部分のみを選択的に除去できることが明かとなった。しかしながら、齲蝕部を完全に除去するためには時間が長くかかる欠点があった。平成11年度より基盤研究(C)の交付を受け、齲蝕を除去するため、粒子を大きくする、噴射圧力を高める等の条件設定を再検討した。粒子の大きさを大きく、あるいは噴射圧力を高めると齲蝕の除去時間は短くなるが、臨床的に齲蝕除去に伴う疼痛が大きくなり実用的ではないことが判明した。つぎに、従来は乾式噴射加工を応用していたが湿式法を応用することにした。工学的には、乾式の方が湿式よりも切削効率が高いとされているが、実際に齲蝕除去に湿式法を応用してみると、齲蝕の除去効率が高まることが判明した。これは、乾式で切削していると乾燥した齲蝕部が硬化するために齲蝕除去効率が低下するが、湿式では齲蝕部が乾燥して硬化することがないためであると考察された。また、湿式法では切削効率が改善されるだけではなく切削時の発熱、疼痛を軽減する作用があり、臨床的に問題であった粒子の飛散を低減させることも可能であった。既に、本齲蝕除去法によって臨床的に齲蝕除去が可能であることが臨床的に確かめられた。また、齲蝕除去後の歯質に対する接着性レジンの接着強さを測定したところ、従来の回転切削装置と有意差が認められず安定した切削強さを獲得できることが確認された。今後は、実際の臨床での操作性の向上と応用法の検討を行う必用がある。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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