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ブラキシズムはストレスを緩和するか?

研究課題

研究課題/領域番号 11671932
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

夏秋 信邦  岡山大学, 歯学部・附属病院, 助手 (60294427)

研究分担者 皆木 省吾  岡山大学, 歯学部, 助教授 (80190693)
西川 悟郎  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00172635)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードブラキシズム / ストレス / ホルモン / 筋電図 / 尿 / ノルアドレナリン / 睡眠 / ストレスホルモン / 尿中ホルモン
研究概要

<緒言>
本研究は,ブラキシズムは精神的ストレスを抑制するために有益な機能であるという仮説を検証する研究の基礎資料を得るために,就眠時ブラキシズム(グラインディング)の抑制の有無が,就寝前後における尿中ストレス・ホルモン量と就眠時の咬筋筋活動量の関係に及ぼす影響について検討することを目的とした.
<材料ならびに方法>
自覚的あるいは他覚的に夜間ブラキシズムを認める被験者12名を対象として,各被験者につき,顎運動抑制装置の装着,それのダミーの装着,および装置を何も装着しない状態の3条件を適用し,就寝時の咬筋筋活動量を記録するとともに,就寝前後の尿を採得した.
記録された筋電図データを自作のアプリーケーションソフトで解析し,さらに4種類の尿中ホルモンについて,就眠時尿中ホルモン比率(起床時の尿中ホルモン濃度/就眠直前のホルモン濃度)を各測定日ごとに算出した.
筋電図の解析結果と就眠時尿中ホルモン比率の相関関係を各ホルモンについて調べ,相関関係が認められるホルモンについては,顎運動抑制に関わる3条件ごとに,エピソード発現回数と就眠時尿中ホルモン比率の相関関係を調べた.
<結果と考察>
ノルアドレナリンの場合には,就眠時尿中ホルモン比と就眠時の咬筋筋活動との間に強い相関が認められたが,アドレナリン,ドーパミン,17-OHCSの場合には,就眠時尿中ホルモン比と就眠時の咬筋筋活動の間に弱い相関しか観察されなかった.続いて,ノルアドレナリンと筋活動の抑制の有無との関連を解析すると,就眠時ブラキシズム(グラインディング)を抑制しない場合には,就眠時尿中ホルモン比と就眠時の咬筋筋活動との間に強い相関が確認され,抑制した場合にはこれらの間の相関が弱くなることが確認された.

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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