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新生骨誘導能を有する人工膜の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11671962
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

河合 達志  愛知学院大学, 歯学部・歯科理工学, 講師 (60167351)

研究分担者 前田 初彦  愛知学院大学, 歯学部・口腔病理学, 助教授 (30175591)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードインプラント / 骨形成因子 / BMP / 生体材料 / 機能性材料 / 移植 / 骨誘導 / 膜
研究概要

前年度に引き続きBMPの生産を行なった。現在活性のあるBMPを部分精製品では2gを保有している。しかしながら、活性の大きな人工合成BMPは作成する事が困難であった。また。、水溶性BMPの生産は安定しており、500mg程度の精製品を得ることができた。このBMPを使用して、各種有機高分子材料と複合化を行ない、BMPの活性上昇を確認した。特に水溶性BMPではキャリアーは著しくその生理活性を上昇することから膜材料作成には不可欠であると結論した。昨年度からの実績を考慮して、ポリサッカライドをキャリアーとして使用することに決定し、これとリン酸カルシウムとを複合化し、膜厚1mm程度の膜材料を作成した。βTCP並びに、HAPの両者を合成し、それぞれの試料に対してBMPを上記キャリアーを用いて結合を行なった。この材料をこれまでの実験の通法どうりマウス大腿部筋膜間空隙に移植を行ったところ、安定して両膜材料ともに骨形成を生じる事が確認された。このように、当初の目的はほぼ達成されたものと考えられるが、なお歯科理工学的な諸性質、すなわち、圧縮強さの検討、たわみ、あるいは生体内部のでの吸収特性等については実験がなされていない。また、実験に使用したBMPの精製度も部分精製の段階であり、多くの夾雑たんぱく質を含んでいる。一方上記実験と平行してBMPの精製を目的に抗体作成を行ない、アフィニティカラムを作成するためのポリクロナール抗体を得ることができた。そこでこの実験を継続し、より臨床応用に近い膜材料を今後開発し、報告したいと考え、実験を続行中である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 河合達志: "歯の発生誘導は可能かどこまできた骨誘導物質BMP"Dental Diamond. 25(11). 82-86 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 長谷川二郎,河合達志 他: "最新歯科材料および技術.機器"シーエムシー. 348 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 河合 達志: "骨誘導たんぱく質"BMP""Dental Diamond. 24(1). 49-54 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kawai,T.etc.: "Expression of transforming growth factor-beta peptide and its mRNA in chondrocytes in the early phase of BMP-induced heterotopic "transchondroid bone formation""Medical Science Research. 27. 419-421 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 河合 達志他: "骨形成因子により誘導される類軟骨性骨化の病理学的検討"松本歯学. 25(2,3). 12 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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