研究課題/領域番号 |
11672084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安部 達也 九州大学, 歯学研究院, 助手 (80271112)
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研究分担者 |
相田 宜利 九州大学, 歯学研究院, 助教授 (10127954)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | アルカリホスファターゼ / 線維芽細胞 / アスコルビン酸 / transforming growth factor-β / フィブロネクチン / コラーゲン / 細胞外マトリクス |
研究概要 |
今回、歯周再生療法に応用可能な移植材の開発を目指して、線維芽細胞にアルカリホスファターゼ(ALP)の発現を誘導する培養系の開発を試み、以下の成果を得た。アスコルビン酸(AsA)はヒト歯肉線維芽細胞にALPを誘導した。transforming growth factor-β(TGF-β)は低濃度でAsAによるALPの誘導を促進し、高濃度でこれを抑制した。AsAによるALPの誘導はフィブロネクチン(FN)により促され、I型コラーゲン繊維との接触により抑制された。これらの結果に基づき、ALP陽性線維芽細胞から構成される培養系を開発した。すなわち、AsA/TGF-β/10%血清添加の培地で細胞をFNの沈着した細胞外マトリクス環境下で多層化させ、その後培地をAsA/TGF-βに変えて培養することでALPの発現を誘導することができた。以上の結果から、歯周再生療法に応用可能な移植材の開発の可能性が示された。
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