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3壁性骨欠損の3次元的形態が骨の修復過程に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 11672087
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関明海大学

研究代表者

宮田 隆  明海大学, 歯学部, 教授 (10146251)

研究分担者 辰巳 順一  明海大学, 歯学部, 講師 (60227105)
申 基てつ  明海大学, 歯学部, 助教授 (40187555)
武田 宏幸  明海大学, 歯学部, 助手 (40316691)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード歯槽骨 / 骨修復 / 3壁性欠損 / 牛除タンパク焼成骨 / 吸収性遮蔽膜 / 歯槽骨吸収 / 組織再生誘導(GTR)法 / 新付着 / 3壁性骨欠損 / カニクイザル / 骨再生 / 再生療法 / GTR法 / ビーグル犬
研究概要

GTR法の適応となる三壁性骨欠損がどのような修復過程を経て,どのレベルまで骨が再生されるのか,あるいはどの程度の新付着が得られるのかなど,臨床的なバックグラウンドに立脚した基礎的な研究はほとんど無いのが現状である。この研究の目的は,そのような現状を踏まえ,再生療法の適応である3壁性骨欠損に対して、その治癒過程において欠損の形態や大きさがどう影響するのかを検討しようというものである。カニクイザル8頭の下顎両側に実験的3壁性骨欠損を作り,骨欠損の大きさ(欠損容積と深さあるいは歯根からの距離)によって骨再生がどの程度まで得られるか,また,結合織性再付着がどの位置まで回復するか,について検討した。すなわち,(1)骨欠損形態について:骨欠損形態はすべて3壁性。骨欠損の大きさは,歯根から近遠心的な距離km,頬舌的幅径をBmm,歯槽骨縁から垂直的な距離をCmmとし骨欠損容積をAxBxCmm^3とした。A, BおよびCの距離は1,2,4mmとし,骨欠損容積は2〜16mm^3とした。(2)術式:通法に従い歯肉剥離掻爬手術を実施した。実験的的骨欠損作成後,実験側はそのまま,粘膜骨膜弁を閉鎖し,対象側には人工骨およびe-PTEE膜を設置した。(3)評価法:術後3ヶ月で屠殺し,組織切片を作成し,HE染色を施し組織形態計測を行った.その結果,2mm^3の小さな骨欠損では,局所の感染源を取り除いた状態にすると,生体の有している治癒能力によってほぼ骨欠損は修復されることが分かった.しかし,骨欠損が8mm^3を超えるとコントロール群では骨欠損程度はほとんど改善しておらず,骨移植や歯周組織再生誘導法を行わないと周囲組織の再生は認められないことが分かった.さらに骨移植材を用いた場合には骨組織の修復は認められるものの,上皮の深行増殖が認められ,結合織性付着の回復には歯周組織誘導再生法のみが有効であることが分かった.

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Miyata Y, Kobayashi Y, Ohto T, Shin K.: "The study concerning the therapy of peri-implantitis"Abstract for 17^<th> Annual Meeting of the the Academy of Osseointegration. (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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