研究課題/領域番号 |
11672088
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
宮澤 康 昭和大学, 歯学部, 講師 (90219775)
|
研究分担者 |
小林 誠 昭和大学, 歯学部, 講師 (80186767)
岡松 良昌 昭和大学, 歯学部, 助手 (50286845)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | ヒト歯肉線維芽細胞 / Thy-1抗原 / 細胞機能 / heterogeneity / Thy-1 / IFN-γ / IL-4 |
研究概要 |
健康な歯周組織を有するボランティアから歯肉線維芽細胞(HGF)をout-growth法により獲得した。さらに細胞ダメージを受けることなくセレクションが可能なimmunomagnetic cell separation法により、subpopulationを行い、その後FACSにより再度Thy-1発現の確認および細胞表層抗原発現の検討を行った。 つまり、ヒト抗Thy-1モノクロナール抗体によりimmunomagnetic cell separation法を行ったところ、Thy-1(+)と判定された細胞群の内、およそ85%がFACS分析によりThy-1(+)であり、Thy-1(-)と判定された細胞群の内、0.8%がThy-1(+)であった。 また今回調べたいくつかのprimaryなHGFの中でThy-1(+)の割合は10〜40%の範囲であった。 線維芽細胞の基本的な細胞機能にはコラーゲンの合成能があり、今回Thy-1(+)細胞およびThy-1(-)細胞によるコラーゲン産生と非コラーゲンタンパクの産生について両群細胞間で比較を行ったところ、Thy-1(+)細胞のコラーゲン産生と非コラーゲンタンパクの両者においてThy-1(-)細胞より高い産生能を示した。つまり歯周組織の再生において、コラーゲンおよび非コラーゲンタンパクの合成能が高いThy-1(+)細胞が優勢な歯周組織においてはThy-1(+)細胞の割合が少ない歯周組織と比較して、歯周組織再生過程においてHGFがより重要な役割を果たしていることが考えられた。
|