研究課題/領域番号 |
11672093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
澁谷 俊昭 (渋谷 俊昭) 朝日大学, 歯学部, 講師 (40206149)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | プロテオグリカン / グリコサミノグリカン / 組織再生 / 歯周病 / 免疫組織化学 / 分子生物学 / 歯周組織 / モノクローナル抗体 / DNAプローブ / 細胞培養 / mRNA |
研究概要 |
歯周組織および構成細胞へのプロテオグリカンの影響や創傷治癒への影響を検討することは再生治療のメカニズム解明への一助となるものと考えられる。本研究ではプロテオグリカンの局在をモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体あるいは結合性蛋白を用いた免疫組織化学てき手法で観察し、歯周炎時、創傷治癒時の組織内局在の変化を比較した。また培養増殖させた歯周組織構成細胞においても同様に検討した。さらに各プロテオグリカン種の細胞内発現についてデゴシゲニン標識DNAプローブを用いたIn situ hybridyzationによりDNA,RNAレベルで観察した。 その結果、デコリン、バーシカンのプロテオグリカンまた、デルマタン硫酸、コンドロイチン4硫酸、コンドロイチン6硫酸、ヒアルロン酸、ヘパラン硫酸などのグリコサミノグリカンは、歯周組織内、培養増殖後の構成細胞などにそれぞれ特徴的な局在性を示し、創傷の治癒に際しその局在性の変化が見られた。ヒト歯肉結合組織中にデコリンなどのプロテオグリカン遺伝子の発現を認め、同時にプロテオグリカンの存在が明らかとなった。このようにプロテオグリカンはヒト歯肉結合組織中で産生され代謝されることが示唆された。また細胞の分化や増殖に関与し歯周組織修復に関連している可能性が示唆された。培養細胞においてもプロテオグリカンやグリコサミノグリカンは細胞代謝に関与することが示唆された。
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