研究課題/領域番号 |
11672251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人類遺伝学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
磯部 正治 富山大学, 工学部, 教授 (70211050)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 染色体異常 / 14番染色体 / 成人細胞白血病 / ATL1 / 成人T細胞白血病 / ATL |
研究概要 |
HTLV-lウイルスが原因の1つと考えられている成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)は西南日本を中心に多発する。しかし白血病細胞においてHTLV-lウイルス由来の遺伝子発現がほとんど認められない事実は、ウイルス以外の細胞内遺伝子の変化がATLLの発症に必須であることを強く示唆している。ATLLでは細胞遺伝学的解析から全体の約15%の症例で14番染色体q32(14q32)領域における異常が認められると報告されていたが、その分子遺伝学的詳細は全く不明であった。そこでわれわれはATLLにおける複雑な染色体異常の中から疾患に共通する染色体異常好発部位を見いだすために、50症例におよぶ患者試料について14q32領域の蛍光in situハイブリッダイゼイション(FISH)法による詳細な解析を行なった。その結果、以下の点が明らかとなった。1)約60%の急性型あるいはリンパ腫型のATLL症例において14q32領域の1から2コピーの増殖が検出され、慢性型のATLLでは、これらの増幅が認められないこと。2)約4%のATLL症例では、免疫グロブリン重鎖遺伝子座内で染色体配列が生じてしること。3)約22%のATLL症例では、TCL1遺伝子座とD14S16遺伝子座に挟まれる領域で染色体の再配列が生じ、これらの染色体再配列の切断点は、約3カ所の領域に集積すること。そこでこれらの集積領域の1つに着目してATLLの発症に関与する遺伝子を探索した結果、有力な新規ATLL関連遺伝子を単離し(Adult T-cell Leukemia/Lymphoma 1) ATL1遺伝子と命名した。
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