研究課題/領域番号 |
11672269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 長野県看護大学 |
研究代表者 |
岩月 和彦 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20004666)
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研究分担者 |
千葉 茂俊 信州大学, 医学部, 教授 (30004659)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 褥瘡 / アデノシン / CPA / CGS21680 / アデノシンA2A受容体 / イヌ膵臓外分泌 / アデノシンA_<2A>受容体 / イヌ摘出脾動脈 / α,β-methyleneATP / P2X-プリン受容体 |
研究概要 |
褥瘡発症機構の解明とその予防看護方法の開発のために、末梢血管血流循環の改善に影響力のあるアデノシンおよびアデノシン類似化合物の作用に注目した。そこで、イヌの膵臓外分泌を指標にして、自己血液潅流膵臓標本を用いて、外分泌に対するアデノシン受容体作動薬の作用を検討しさらにその受容体の分類を行なった。選択的なA2Aアデノシン受容体アゴニストであるCGS21680(1-300nmol/kg)は、用量依存的に膵外分泌量を増加させ、その最大反応はおよそ30nmol/kgでみられた。そして、分泌液中の重炭酸濃度を増加せ蛋白濃度を減少させた。一方、選択的なA1アデノシン受容体アゴニストであるCPA(1〜300nmol/kg)は、膵外分泌に対して作用を有していなかった。選択的なA2Aアデノシン受容体アンタゴニストであるDMPX(5-50nmol/kg)は、CGS21680による用量反応曲線を有意に右方に平行移動させた。シールド解析によると、pA2値は8.3であった。しかし、選択的なA1アデノシン受容体アンタゴニストであるDPCPX(100nmol/kg)は、CGS21680の作用に影響を与えなかった。CGS21680(10nmol/kg)による膵外分泌反応は、PDEIV阻害薬であrolipram(0.1nmol/kg)により有意に増強された。以上より、イヌの膵外分泌腺にはアデノシンA2A受容体が存在し、水と電解質の分泌に関与していることが推測された。
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