研究課題/領域番号 |
11672297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西郷 勝康 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (20304107)
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研究分担者 |
竹内 聡 神戸大学, 医学部, 助手 (60252772)
熊谷 俊一 神戸大学, 医学部, 教授 (00153346)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 幹細胞 / SE-9000 / XE-2100 / HPC検出プログラム / EDTA-2K / CS-3000 / Spectra / 末梢血幹細胞採取 / SEー9000 / EDTA-2k / 末梢血幹細胞移植 |
研究概要 |
SE-9000あるいはXE-2100の幼若細胞検出(IMI)チャンネルの情報が、適切な末梢血幹細胞採取時期決定や採取液中の幹細胞同定に有用であるか否かを検討した。 1:末梢血検体について 末梢血への造血幹細胞動員目的で、様々な化学療法(乳癌、卵巣癌、造血器腫瘍、肉腫症例を対象)施行後のG-CSF併用投与ではIMI細胞数、Hematopoietic Progenitor Cell(HPC)モニタープログラムによるHPC細胞数が良好な採取の目安に利用できた。IMI細胞数では、時に中毒顆粒の出現した好中球の存在等によりfalse positiveとなる場合があったが、HPC細胞数はCD34陽性細胞数と良好に相関し有用であった(r=0.684)。すなわち白血球数が20000/μL以下であればHPC数が40/μL以上である時、白血球球数が20000/μL以上の場合は60-80/μL以上である時には、1回の採取で1×10^6/kg以上のCD34陽性細胞がえられた。 2:幹細胞採取液検体について 抗凝固剤、希釈条件等をEDTA1mg/mlを含むRPMI1640と規定した際にはHPC細胞数は比較的安定であり、CS3000、Spectraいずれでの採収症例でも、CD34細胞数と有意に相関することが明かとなった(各々r=0.769、0.811)。採取液中のHPC/CD34比は症例により大きく変動するため、採取液中のCD34数や血小板数、RANTES、Pセレクチン、インターロイキン8濃度等との関連につき検討したが明らかな関連はみられなかった。ただ、2-3日連続して採取する場合、同一症例ではHPC/CD34比の変動は小さく臨床応用可能と考えられた。なお採取液中のRANTES、Pセレクチンは血小板数と相関しており活性化血小板からの放出によるものと考えられた。
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