研究課題/領域番号 |
11672329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
池田 敏子 岡山大学, 医学部, 助教授 (60202892)
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研究分担者 |
樅野 香苗 岡山大学, 医学部, 助手 (40335592)
佐藤 美恵 岡山大学, 医学部, 助手 (40274021)
渡邉 久美 岡山大学, 医学部, 助手 (60284121)
金尾 直美 岡山大学, 医学部, 助手 (30274020)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
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キーワード | 看護教育 / 看護教育カリキュラム / カリキュラム開発 / 看護技術教育の体系化 / 基礎看護技術 / 学習態度 / 看護適正 / ISM構造分析 / 看護技術教育 / 患者による実習評価 / 患者の看護学生への期待 / 看護専門職意識 / 看護教育に対する医師の期待 / 臨床実習 / 看護技術の構造化 / ISM教材分析法 / 教育評価 / 看護適性 |
研究概要 |
社会ニーズに応じた判断力、看護実践能力をそなえた看護者を育成するための基礎看護技術教育カリキュラムの開発をめざして、看護教育のパラダイムの再検討と基礎看護技術教育の体系化をおこなうことを目的とした。 旧カリキュラムの評価、カリキュラム開発の核となる基礎看護技術の体系化をISM教材分析法を適用して実施した。以上の成果をもとに新カリキュラムを作成した。 <研究成果の概要> 1)学生の学習態度は、講義法、実習法で異なり、受講態度は、実習態度に比較し消極的であった。また、学年により差がみられ、2年生は、1年生、3年生に比較して消極的であった。 2)看護適性に関しては、文献研究から適性項目を抽出し因子分析した結果、リーダーシップ、社会性、探求心、精神的成熟、忍耐の5因子が得られた。その因子を用いて学年比較をすると、2年生は、すべての因子において弱い傾向にあった。 3)卒業後の看護技術実施に際して、基礎教育で学習した知識、技術等を活用した者は1割程度で残りの者は職場のスタッフから習得していた。 4)基礎看護技術の構造化に関しては、指導すべき項目を精選し86項目とし、その項目を対象にISM教材分析法による分析をおこなった。結果は、患者を中心とした構成となった。すなわち、基礎看護技術は、患者を中心として体系化された。 5)構造化を適用した授業を実施した学年とそうではない学年について学習成果を比較した。適用群では、依存の傾向が弱くなり主体的、積極的な学習態度となった。また自発的な学習行動がみられた。すなわち、構造化が有効との見通しが得られたため、この構成を採用して新カリキュラムを作成した。 従来の基礎看護技術教育のカリキュラムと比較して新たな点は、授業編成が従来と異なり患者のニーズを中心として体系化された看護技術教育であった。
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