研究課題/領域番号 |
11672339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐伯 和子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (20264541)
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研究分担者 |
平野 憲子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50295367)
加藤 欣子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10264516)
和泉 比佐子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (60295368)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 地域の看護アセスメント / 地域診断 / 教育用モデル / コミュニティ・アズ・パートナー・モデル / 保健婦教育 / 遠隔通信教育 / 地域看護アセスメント / テレヘルス |
研究概要 |
地域の看護アセスメントのための教育用モデルの試案作成をおこない、その評価を行った上で、修正したモデルを作成した。 1 教育用モデルの試案作成 モデル開発にあたっては基本的な考え方としてa)看護過程の考え方を活用して地域社会をシステム的にとらえることができることを考慮し、コミュニティ・アズ・パートナー・モデルを基本に置き、b)看護とは何かを明確にするために看護診断の考え方を取り入れ、c)地域全体を把握できる視点を持ち、d)ヘルスプロモーションを志向する活動を目的に活用できるものであることを意図した。モデルは地域の基本構造(人口と地域社会の構成要素)および人々の健康と生活を保健活動の領域別に三側面(身体生物的・心理社会的・行動的)からアセスメントし、抽出された健康課題の背景と地域への影響を構造化することを示したものであり、表と図で表した。 2 平成11年度・12年度に講義、演習、実習で試用した。 3 教育用モデルの評価 地域の看護アセスメントの教育用モデルは実習指導者の立場からは妥当性と有用性が確認された。学生の評価はわかりやすさ・有用性に幅は見られたが、学習をサポートするツールとして評価された。保健婦教育課程担当教員による評価では、モデルの構造、概要は妥当であると評価されたが、健康課題の構造化のわかりにくさが指摘された。 4 地域の看護アセスメントの教育用モデル(S2000)の開発 上記の課題を検討した上、健康課題の構造化を図示し、例示として追加した。今後は、アセスメント結果から看護の実践、評価につながるようなモデルとして発展させていくことが課題となった。
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