研究課題/領域番号 |
11672348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
河原 宣子 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (00259384)
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研究分担者 |
佐々木 由香 三重県立看護大学, 看護学部, 助教授 (50262928)
澤井 史穂 三重県立看護大学, 看護学部, 助教授 (10245631)
服部 希恵 三重県小児診療センターあすなろ学園, 看護室, 技師 (00310623)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | マルチメディア教材 / 家庭内看護・介護 / 健康づくり / 運動プログラム / 地域住民 / 生涯学習 / インターネット / 教材開発 / 運動指導 |
研究概要 |
本研究は、地域住民の日常的なニーズに応える健康情報マルチメディア教材の開発・提供・評価を実施し、住民がそれぞれの目的に応じた健康情報を手軽に得られる内容と形態はどうあるべきかを、実践的に明らかにしていくことを目的とした。 1.教材開発:教材は、地域住民の二ーズ把握の結果と本研究に従事した研究員の専門性を生かし、(1)家庭内看護・介護教材『心とからだにやさしい排泄の介護〜オムツ編〜』及び(2)健康運動教材『すこやかデイリーエクササイズ』を開発した。教材は一テーマ5分間を基準とした映像中心の視聴覚教材とした。コンテンツの構成についてはストーリー型あるいは素材集の形式をとった。また、一トピック一ユニットを原則とし、複数の関連するユニットをまとめてひとつのコースとすることで、必要なものだけを選択して視聴することも、コース全体を視聴して体系的な知識を身に付けることもできるように考慮した。 2.教材提供:各教材は住民自身の自己学習・自己啓発教材として構想したものであるが、講習会などの集団学習環境の提示教材としても利用可能である。教材提供は、住民が家庭や職場で「必要なときに必要な情報を」得られる提供方法を実証的に検討するために、放送系メディアとしてケーブルテレビ、パッケージメディアではVHSビデオテープとパソコン用CD-ROM、オンデマンド・メディアとしてインターネット上のビデオ・オン・デマンドの4種類とした。 3.教材評価:教材内容・提供に関する評価は、地域住民及び学生を対象とした質問紙調査により実施、検討した。教材内容に関しては、家庭内看護・介護教材では計137名、健康運動教材におけるケーブルテレビ視聴者では計139名、ビデオ版/CD-ROM版教材視聴者では計288名から回答を得た。教材提供に関しては、家庭内看護・介護教材視聴者137名と健康運動教材視聴者381名の計518名及び学生46名から回答を得た。その結果、開発した教材内容(テーマ、構成、時間枠等)については肯定的評価が得られた。しかし、教材提供については環境面での制約から十分な評価を行う段階には至らなかった。特に、作成した教材をインターネット上で検索・視聴した場合の効果を、組織的・経済的課題も含めて更に検討していく必要があると考えられるが、住民がそれぞれの目的に応じた健康情報,を手軽に得られるシステムには多くの可能性が示唆された。
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