研究課題/領域番号 |
11672353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 足利工業大学 |
研究代表者 |
山本 博美 足利工業大学, 工学部, 助教授 (50118444)
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研究分担者 |
若松 秀俊 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40014237)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 電子保護システム / 徘徊老人 / 徘徊データ / 外出感知 / 痴呆性徘徊老人 / 徘徊 |
研究概要 |
痴呆症状が重度で徘徊行動をともなう老人の介護では、不意の外出による交通事故が想定される。介護者は、徘徊者の身体の安全に常に注意しなければならない。本システムは徘徊老人の外出感知と救護ネットワークを、無線LANを用いて近隣家庭間と確立した。また、特別な受信装置を必要とせず、救護のネットワークを構築できる特徴をもつ。平成11年度は、家庭と地域を含めた保護システムの基本な部分を完成することを目標とした。携帯用送信機は受信装置を含め、一般家庭での運用と近隣地域報知を考慮したシステムに改良した。また、受信機はインターフェイス回路を付加し、パソコンとネットワークを構成できるようにした。さらに、警報報知用に携帯電話やPHSと実験し、その有効性を確認した。徘徊時刻、徘徊回数、出入口などの徘徊データ収集用ソフトウエアも開発した。平成12年度は、在宅徘徊データの収集のため公衆回線を想定し、公衆回線エミュレータで警報伝送や徘徊データ収集の実験を行った。そこでは、携帯電話やPHS等に警報を伝送できることを繰り返し実験した。家庭から電話回線を通じて送られてくる徘徊データの受信を、パーソナルコンピュータを中心として構成した。最終年度は一般家庭と近隣地域を含めた保護システムネットワークの運用を通し、信頼性や救護状況、経済性などを確認した。また、携帯用送信機にセンサーを付加して、バイタルサインデータの送信実験を実施した。今後の重点は、携帯電話のiモードを使った安価な保護ネットワークに速やかに移行することが重要であると思われる。
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