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起立性低血圧の予防に関する研究(二度起こし法の条件反射的効用の開発)

研究課題

研究課題/領域番号 11672369
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関名古屋大学

研究代表者

永田 量子  名古屋大学, 医学部, 助教授 (30164429)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード二度起こし法 / 寝たきり者 / 起立性低血圧 / 自発的離床 / 連日継続ケアー / 条件反射的効用
研究概要

二度起こし法(平成8〜9年度科学研究費補助金研究成果報告済)時に、個々人に合った心地よい条件設定を習慣づけると要介護者に,今から起きるという心の準備(条件反射様の)ができ自発的離床が可能な上,起立性低血圧を予防しつつ楽に起こすことができる。今回はこの基盤研究をゼミの学生と(地域担当医師の許可を頂き)夏期休暇中、高齢在宅要介護者6名に(8日間連日・74〜90歳・寝たきり期間9〜3年・介護度5〜3・3名が痴呆)実施し以下の知見を得た。
1.初日は事前訪問(情報収集・症状観察・医師の許可・意志の疎通他)し、翌日から二度起こし法で起床時間をのばし継続する。初日〜3日間程は不安・緊張感等が感じられるが次第に笑顔や言葉数がでて歓迎的にかわる。次に対象者の得意としていること,好きなことをしり起床時に活用する。心が動けば体が動く。毎回同じ条件設定が望ましい(好きな歌をうたう,聞く,孫,動物がたちあう,心地よい言葉かけ等)。
2.対象者(臥床期間3〜9年)6名中、今迄離床出来なかった3名が車椅子で摂食可能となりむせなくなった。また、痴呆で足腰が弱り臥床がちの3名が散歩,買物,編み物(あえて教えて頂く形をとり)などが出来るようになった。その上、HDS-Rポイントの上昇がみられた。
3.薬剤で治癒しなかった褥創部が起床させることと、創部にムートンを(二組用意し、2〜3日で交換)使用して軽快した(2名)。
4.毎日同じ条件設定で、また簡単な二度起こし法で起立性低血圧を予防しつつ、自発的離床を習慣ずけるため対象者、介護者ともに不安感が少なく今迄より楽に療養生活が可能となりQOLの向上が得られた。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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