研究課題/領域番号 |
11672370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柳吉 桂子 京都大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (50254470)
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研究分担者 |
堀内 寛子 岐阜県立看護大学, 講師 (40290225)
YANASE Yoshiyuki Kyoto Univ., Graduate School of Agr., Instructor (00303868)
SAWADA Tutaka Kyoto Univ., Graduate School of Agr., Instructor (80226076)
OKUMURA Shogo Kyoto Univ., Graduate School of Agr., Prof. (40109046)
YOSHIMURA Ysuyoshi Wood Research Institute, Kyoto Univ., Assoc.Prof. (40230809)
IMAMURA Yuji Wood Research Institute, Kyoto Univ., Prof. (70151686)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 助産婦 / 分娩期ケア / モニタリング機能 / 助産ケア / 助産の質 |
研究概要 |
本研究は、分娩期における助産婦が行うモニタリング機能の構造を明確にすることを目的として行った。調査は、質的分析を用いた経時的記述研究で行い、Schatzman & Straussらの開発したstraight descriptionを用いた。データ収集は、半構成型インタビューによって行い、本研究の目的に同意を得られた京阪神の病院や助産所に勤務する臨床経験5年以上の助産婦20名とした。 その結果、分娩期モニタリング機能を構成するカテゴリー5つ((1)医療介入のタイミング、(2)自然に産む力、(3)分娩への取り組み、(4)信頼関係、(5)本物の分娩進行)とモニタリング機能に影響するカテゴリー2つ((6)助産婦と医師との信頼関係、(7)産婦と関わった時間)が抽出された。助産婦は産婦を中心として(4)信頼関係を築きながら、産婦の(2)自然に産む力と産婦の(3)分娩への取り組みを、いつどのような医療が必要かという(1)医療介入のタイミングとシーソーのようにバランスを取りながらモニタリングしていることが表現された。またそのバランスを決めるのは、(5)本物の分娩進行となり、それを見極める産婦や家族に気づかれることのないモニタリングを行っていることがわかった。そのモニタリング機能が効果的に行われるための環境として、(6)助産婦と医師との信頼関係が保たれているかどうかや(7)産婦と関わった時間が理解を深めるための時間を持てたかどうかが影響されると表現された。分娩期における助産婦のモニタリングは、母子にとっての安全な分娩が行われることと共に、産婦が「自分の力で産めた」と思え、家族にとっても関わりを持てたと思えることを目標に行われていた。これらは、家族を中心とした助産婦のケアの独自性であると考える。 今後の研究の展開 今後妊娠期における助産婦のモニタリング機能についても調査を行い、周産期における助産婦のケアモデルを構築し、臨床において助産ケアのあり方を明確にしたいと考えている。
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