研究課題/領域番号 |
11672374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
中西 代志子 (2001) 岡山大学, 医学部, 助手 (50217783)
金尾 直美 (2000) 岡山大学, 医学部, 助手 (30274020)
林 優子 (1999) 岡山大学, 医学部, 教授 (50284120)
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研究分担者 |
森本 美智子 岡山大学, 医学部, 助手 (50335593)
坪井 桂子 岡山大学, 医学部, 助手 (80335588)
中西 代志子 岡山大学, 医学部, 助手 (50217783)
金尾 直美 岡山大学, 医学部, 助手 (30274020)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 看護援助モデル / 腎移植 / Quality of Life / 自己概念 / サポート / 不確かさ / 身体の状態 / 対処 |
研究概要 |
腎移植を受けたレシピエントが移植後の生活に適応し、より積極的な生活を送ることができるように援助することは看護者の重要な役割である。本研究は、腎移植後のレシピエントのQOL向上を目指した看護援助モデルを評価することを目的としている。 看護援助モデルは、身体の状態、自己概念、サポート、不確かさ、対処への働きかけにより、自己概念が改善され、効果的なサポートが認知され、対処能力が高まればQOLが高められることを示すものである。QOLは患者の置かれている状況によって容易に変化する傾向にあるため、QOLを絶えず評価しながら看護援助を継続的に行うことが重要であることも示している。 この患者援助モデルを岡山大学医学部附属病院で腎移植を受け入院中もしくは外来通院中の腎移植患者に適応し、その評価を行った。その結果、身体的な問題への取り組みと共に患者ひとり一人の自己概念や不確かさをアセスメントしながら適切な対応を個々に考慮してケアや教育を効果的に行うことができることが明らかにされた。移植後に生じる患者の対処については、患者が情緒的な対処行動をとっている時は、その対処の仕方を否定することなく肯定的に受け止めることができるようになり、患者が認知的に対処できるような時期を見極めることに効果を示した。 看護援助モデルを用いて看護援助を行うことは、腎移植者の特有な自己概念や不確かさ身体の状態を焦点化でき、患者個々の期待するQOLに導くことで有効なモデルであることが明らかになった。
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