研究課題/領域番号 |
11680006
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学技術史(含科学社会学・科学技術基礎論)
|
研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
木原 英逸 国士舘大学, 政経学部, 教授 (60204955)
|
研究分担者 |
梶 雅範 (梶雅 範) 東京工業大学, 大学院・社会理工学, 助教授 (00211839)
藤垣 裕子 東京大学, 大学院・総合文化研究所, 助教授 (50222261)
小林 傳司 (小林 傅司) 南山大学, 人文学部, 教授 (70195791)
金森 修 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90192541)
塚原 東吾 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (80266353)
調 麻佐志 信州大学, 人文学部, 助教授 (00273061)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 社会的認識論 / 公共空間 / 科学技術の民主的コントロール / リスク論 / コンセンサス会議 / レギュラトリー・サイエンス / 社会的合理性 / 大学 / 知的財産権 / 技術ガバナンス / 患者-医者関係 / 高等教育 / 知的所有権 / 公共圏 / ブリッジ・ワーク / SSK |
研究概要 |
「理論班」では、市民、科学技術者・専門家・大学、政策決定者・行政、産業など各セクター間で科学技術知識がどのように生産、流通、消費されているのか、知識の経済学的、経営・組識論的検討を行う一方、知識追求の価値目的において多様なこれら各セクター間に、いかにしてそれらを媒介するシステム、制度、つまり、公共的な討議の場を開くのかの政治学的な検討がなされた。また、その成果を、小林傳司編、木原英逸、藤垣裕子、調麻佐志、中島貴子ほか著『科学技術と公共性』玉川大学出版会として、出版すべく準備を進めた。 「ブリッジ・ワーク班」では、従来単一のものとされることの多かった科学のあり方がじつは多様であることを、科学者自身の科学観を比較し検討することで明らかにし、その間を架橋する作業へ向けての足がかりとした。 「リスク論班」では、行政機関による科学技術のリスク評価、規制過程において、科学知識の科学的妥当牲・正当性と、社会的妥当性・正統性は、どのような関係にありうるのか、の観点から、わが国の行政機関における「規制科学」のあり方を検討した. 「歴史班」では、「社会的認識論の形成と展開の歴史的分析」をテーマに、S.Fuller, Thomas Knhn, Univ. of Chicago Pr.,2000を手がかりとして、1970年代-90年代にかけてのSSKの主要動向を分析し、「批判的科学史論史」の構築を進めた。また、その過程で、当書の翻訳作業も進められ、来年刊行の予定である。さらに、知識の生産・流通・消費に関する問題を歴史的な観点から捉える中で、「ニーダム・テーゼ」への朝鮮・韓国科学史からの視座の可能性を探ることも行った。 さらに、国内の識者に加え、S.フラー、M.カロン、宋相庸、雷祥麟ら国外の識者を招いて、研究成果の発表・討論を行い、研究の交流を進めた。
|