研究課題/領域番号 |
11680017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山田 茂 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (50092367)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | インスリン / 代償性筋肥大 / 筋線維型 / 血液成分 / 臓器重量 / 筋線維組成 / 臓器組織 / 筋肥大 / インスリン投与 / ミオシン重鎖 / 筋重量 / ATPase染色 / 筋線繊維型 / 腱切除 / マウス |
研究概要 |
実験I 薬物投与が骨格筋の成長及び代償性筋肥大に及ぼす影響について 1.インスリン投与量の増加(特に8.0U/Kg投与群16.0U/Kg投与群)に伴い体重は有意に減少した。 2.インスリン1.0U/kg投与群の血糖値のみが対照群と比較して統計的に有意に減少した。 3.1.0U/kg投与群ヒラメ筋重量はのみが他の群に比較して有意に高い値を示したが、足底筋の重量は統計的に有意な変化は観察されなかった。 4.代償性負荷の筋重量に及ぼす影響を結果、対照群ではヒラメ筋で75%の肥大を示し、統計的に有意に増加した。足底筋は平均30%の肥大を示したが統計的に有意な増加ではなかった。しかしながら、インスリン投与群(2.0U/kg投与群と16.0U/kg投与群)のヒラメ筋は代償性負荷によって筋肥大は観察されなかった。速筋である足底筋の肥大率は16.0U/kg投与群で約65%を示し、統計的に有意な増加を示した。 実験II 薬物投与が筋繊維組成と代償性筋肥大の筋繊維組成に及ぼす影響 1.インスリン投与量の増大に伴い、ヒラメ筋の速筋繊維の割合が増加したが、足底筋の筋繊維組成は影響しなかった。インスリン投与は速筋と遅筋の筋繊維組成に及ぼす影響が異なることが判明した。 2.代償性負荷により正常群ヒラメ筋の遅筋繊維の割合が増加したが、足底筋の筋繊維組成は対照群と比較して殆ど変化なかった。インスリン投与が代償性肥大筋の筋繊維組成に及ぼす影響について見ると、インスリン投与の増加に伴いヒラメ筋の遅筋繊維の割合を増大させた。2.0U/Kg投与群で足底筋の遅筋繊維の割合が増加した。 実験III 薬物投与が各種臓器組織の重量と血液成分に及ぼす影響 1.インスリン投与は心臓、肝臓、脾臓、腎臓の重量に影響を及ぼし、対照群に比較して統計的に有意な変化を示した。しかしながら、インスリン投与は肺と睾丸の重量に対しては影響を与えなかった。 2.インスリン投与はグルコース、中性脂肪、GOTの各濃度には影響を与えなかった。インスリン投与群の尿素窒素濃度に及ぼす影響は4.0U/kg投与群のみが対照群と比較して統計的に有意に減少した。インスリン投与群の総コレステロール濃度に及ぼす影響は8.0U/kg群のみが対照群と比較して統計的に有意な増加を示した。インスリン投与群のクレアチニン濃度は対照群と比較して2.0U/kg群で統計的に有意な増加を示した。インスリン投与群のGPT濃度に及ぼす影響は対照群と比較して1.0U/kg群のみ統計的に有意な減少を示した。
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