研究課題/領域番号 |
11680033
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
稲水 惇 広島大学, 教育学部, 教授 (00112186)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | ヒト寿命 / 運動 / テロメラーゼ活性 |
研究概要 |
運動がリンパ球中テロメラーゼ活性に及ぼす影響について検討した。 1.運動習慣の有無がテロメラーゼ活性に及ぼす影響 中高齢者で運動を継続して行っている運動習慣群(56〜72歳)8名と運動習慣をもたない非運動習慣群(54〜76歳)10名を対象にリンパ球中テロメラーゼ活性を比較検討した。テロメラーゼ活性の平均値は、運動習慣群48.5±41.5、非運動習慣群44.3±25.3で、両群間に有意の差は認められなかった。 2.中等度強度の運動がテロメラーゼ活性に及ぼす影響 19〜21歳の健康な男子を対象に、自転車エルゴメーターを用いて中等度強度(60%VO_2max)の運動を60分間負荷し、運動前後のリンパ球中テロメラーゼ活性を比較検討した。運動前後のリンパ球中テロメラーゼ活性は、それぞれ71.8±68.6、57.6±45.8で両群間に有意の差は認められなかった。 3.運動がテロメラーゼ活性に及ぼす影響の運動強度別検討 18〜22歳の健康な男子を対象に、自転車エルゴメーターを用いて40%、60%及び80%VO_2max強度の運動を50分間負荷し、運動前後のリンパ球中テロメラーゼ活性を比較検討した。運動前後のリンパ球中テロメラーゼ活性は、それぞれ40%VO_2max負荷群では68.1±56.5、62.5±57.6、60%VO_2max負荷群では67.9±47.5、61.7±37.1、80%VO_2maxでは66.7±47.8、69.7±49.9で、いずれの運動強度においても運動前後でテロメラーゼ活性に有意の変動は認められなかった。以上の結果から、運動はリンパ球中テロメラーゼ活性に影響しないことが示唆された。
|